事業目的
現在外国人観光客へのサービス向上のために行っている、公衆無線LAN(Wi−Fi通信)サービスの「鳥取どこでもブロードバンド」について、更なる外国人観光客への利便性向上と、災害時における情報提供等を容易にすることが可能なシステムへの改修を行うとともに、県が整備した施設以外の民間既存施設を利用したWi−Fi通信サービス環境の充実を行う。
事業概要
現在アクアセスポイント側で行っていた制御、運用内容(メール認証可否・接続回数・接続時間・フィルタリングの設定、ホームページ接続等)について、管理サーバー側で全て一元的にできるものにする他、災害時におけるホームページへの自動切替や運用変更も管理サーバー側で対応できるものにする。また、外国人観光客の利用状況を把握するためのログデータ集計(ビックデータの利活用)や管理機能を追加する事により今後の観光集客方針に役立てる。
背景
現在の鳥取どこでもブロードバンドのシステムは、各施設に設置するアクセスポイント側(無線ルータとアクセスポイントの組合せ)において、接続回数や時間、フィルタリング、ホームページへの接続等を行っているため、各設定内容の変更が必要な場合には、必ず全ての設置個所へ出向いて作業を行う必要が生じ時間や経費が掛かることとなる。また、今後災害時の対応を考慮した場合においても、同様な対応が必要となり運用面で問題が生じるため管理サーバー側での一元管理方式への変更が必要と判断した。また、今年度整備を進めいている「鳥取観光Wi−Fi整備事業」においても、地方創生交付金を利用していることもあり、KIPの状況判断の一つとしてWi−Fiを利用する外国人の動向の把握が必要と考えており、数値データ上で表すことが出来るものが必要と判断した。
所要経費
公衆無線LANサーバ及びAP機器等更新費
(債務負担 平成29年度〜平成33年度)
平成29年度〜平成31年度 9,631千円
平成32年度 4,816千円