○耕作放棄地となっている果樹園跡地は、病害虫の発生等により周辺梨園の営農上の支障に繋がりやすく、耕作放棄地となっている果樹園跡地対策が喫緊の課題となっている。
○集落周辺の耕作放棄地の果樹園跡地や放置されている竹林等は、地域資源を活用しようとする移住者等を含めた新規就業者にとって、地域イメージのダウンにつながることから、早急な対策が望まれている。
○原木しいたけのブランド化を推進していく中で、生産基盤である原木林の安定的確保対策は、重要な課題となっている。
○一般的に果樹園跡地は、園内まで路網が整備され、土壌も堆肥等の蓄積により肥沃であり、肥沃な土壌を好むクヌギの生育には良好であり、伐採・搬出作業がしやすく適地となっている。
○耕作が放棄されている果樹園跡地の解消により、「周辺梨生産に対する支障の回避」と地域資源の有効かつ経済的な活用が促進される。
○農山村景観の改善、造林による土砂流出防備機能の向上など生活環境改善効果も発現される。
○クヌギ原木が安定的に確保されることにより、安心して生産を開始でき、新規生産者の参入も期待できる。