現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成28年度予算 の 農林水産部の畜産試験場家畜防疫体制強化事業
平成28年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:畜産振興費
事業名:

畜産試験場家畜防疫体制強化事業

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農林水産部 畜産課 管理担当  

電話番号:0857-26-7333  E-mail:chikusan@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
28年度当初予算額(最終) 0千円 0千円 0千円 0.0人
28年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:63,514千円    財源:単県   追加:63,514千円

一般事業査定:臨時議会対応 

事業内容

事業概要

全国1〜3位の種雄牛「白鵬85の3」「百合白清2」「百合福久」などを口蹄疫等の家畜伝染病から守るため、場内進入路の付け替え、車両消毒施設、外来者駐車場、職員・外来者消毒施設の整備により防疫体制を強固なものとする。

事業の必要性・目的

(1)全国1〜3位の種雄牛「白鵬85の3」「百合白清2」「百合福久」が誕生した今、鳥取県の和牛王国復活を県内外に発信するための絶好の好機である。県内外視察者の積極的な受入れによるPRといった、畜産試験場を中心とした発信が最も効果的である。


    (2)本県の和子牛セリ市場において「白鵬85の3」「百合白清2」産子の上場頭数の大幅増加に伴い、県外購買者が増加し、あわせて場内視察者も急増している。昨年11月全国3位の「百合福久」の誕生により、今後も県外からの視察者の更なる増加は避けられない。

    (3)アジア地域では、近年、中国、韓国、モンゴル等で口蹄疫の発生が続いており、昨年4月には約2年ぶりに台湾でも発生が確認され、日本国内での発生が一段と危惧されている。

    (4)このように、海外での発生や来場者増加により場内への病原体侵入の危険性は急激に高まっているため、以下のとおり強固な防疫体制を構築する必要がある。

    ア 車両・来場者の動線の改善
     クリーンゾーンとグレーゾーンを明確化するために、進入路、外来者駐車場を新設する(現在の進入路は急勾配であるため、入口付近に車両消毒槽を設置できない。現在の進入路を利用する場合、本館及び牛舎に非常に近い位置に車両消毒槽及び外来者駐車場を設置するしかなく、クリーンゾーンとグレーゾーンが混在してしまう。また、急勾配にくわえて幅員が狭いため、大型車両の通行の利便性が悪いことや凍結によるスリップ事故発生もある)。

    イ 消毒体制の大幅強化
     (a)現在ない車両消毒槽の設置により、タイヤ、車両底面の洗浄・消毒を行い車両に付着している泥等の有機物を洗い流し、病原体侵入リスクを大幅に低減させる。
     (b)靴底消毒のみの人の消毒を、職員・外来者の体もミスト消毒することで病原体侵入リスクを大幅に低減させる。

    ウ 使用していない施設の解体による病原体侵入リスクの低減
    旧乳牛舎等の使用していない施設には、ネズミやキツネ等の小動物やツバメ等の鳥といった病原体媒介者が棲みついている。そうした使用していない施設を解体・撤去することでリスク低減を図る。

要求内容

番号
項目
要求額
(単位:千円)
内容

進入路の付け替え
31,894
進入路を平坦なルートに付け替える。

〈工事請負費 25,337千円〉
〈委託料     6,557千円〉
車両消毒施設の整備
16,385
1.新たな進入路に車両消毒施設(消毒ゲート、消毒槽)を新設する。
〈工事請負費  6,956千円〉

2.機械室を建築し、今年度要求した微酸性消毒水生成装置を設置して、1.の車両消毒施設で使用できるようにする。
〈工事請負費  6,779千円
〈設計委託料  2,650千円

※番号2〜4の共通経費。
外来者駐車場の整備
4,191
駐車場として利用できるよう舗装する。
〈工事請負費  4,191千円〉
職員・外来者消毒施設の整備
11,044
1.既存の車庫を改修し、消毒ミストシャワー室を設置する。
〈工事請負費 10,244千円〉

2.本館出入口2箇所に消毒ミスト噴霧装置を設置し、1.とあわせて二重の消毒体制を整備する。
〈備品購入費 400千円×2=
800千円〉
合計
63,514

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○平成22年に宮崎県で口蹄疫が発生した際に、消毒ゲートを緊急設置した。
○現在も、場内への進入車両の消毒に使用しており、外部からの病原体侵入防止の重要な対策の1つとなっている。
○現在使用している消毒水薬は、口蹄疫に効果があり、金属腐食性の低いものを使用しているが、人体や牛体には有害である。
○今年度9月補正要求において、人体や牛体にも使用可能な消毒水生成装置を、車両消毒ゲートに設置することとした。

これまでの取組に対する評価

○車両消毒ゲートの設置、靴底消毒の徹底等により、一定の防疫効果が得られている。
○しかしながら、現状の防疫体制では万全とは言えない。

財政課処理欄


 TPP対策として早期に事業着手する必要があるため、H27臨時議会に前倒しします。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 63,514 0 0 0 0 27,000 0 0 36,514
保留・復活・追加 要求額 63,514 0 0 0 0 27,000 0 0 36,514
要求総額 63,514 0 0 0 0 27,000 0 0 36,514

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0