これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・市町村、警察、関係機関などと連携した交通安全対策を推進し、交通事故の発生件数、負傷者数ともに11年連続で減少傾向にあるが、交通死亡事故は平成25年に25人となって以降2年連続の増加に転じた。
・交通事故死者に占める高齢者割合が5割以上と高く、高齢者が加害者となる交通事故の割合も増加傾向にあり、より一層の高齢者対策を推進していくことが必要。
これまでの取組に対する評価
・認知症等の疑いのある高齢運転者による交通事故が全国的に社会問題化する中、平成29年3月には改正道路交通法が施行され、75歳以上の高齢者への臨時認知機能検査が実施されることとなっており、高齢運転者を取り巻く環境に対応していくための体制を早期に整備する必要がある。当初予算事業は、改正道路交通法に対応し、今後の交通安全対策を推進していく上で重要な地域内連携を支える基盤となるものであり、引き続き、各市町村に対して働きかけを行う。
・制定準備中の交通安全条例において、高齢運転者に対する認知症等対策を求めるほか、県民及び事業者に対しては、障がい者の交通安全を確保するための活動への配慮を求めることとしており、これらの周知広報及び啓発については既存予算で対応することとする。