1 事業概要
平成30年の伯耆国「大山開山1300年祭」の事業展開案が示されたことを受け、平成29年度からコンテンツの情報発信、旅行商品紹介等を円滑に行っていくため、次の3つの取り組みを行う。
- 誘客の動機付けとなるような魅力ある大山「食」ブランドの商品開発・情報発信を行う。
- 日本遺産に認定された「大山道」の復活とアウトドア雑誌とのタイアップによる「大山道」復活に向けてのプロセスを1300年祭のPR展開と絡めて情報発信を行う。
- 大山開山1300年に向けて、民間団体等が取り組む講演会・文化教育活動などの支援を通じて機運醸成の加速化を図る。
2 事業内容
実施主体:伯耆国「大山開山1300年祭」実行委員会
(1)大山ブランドパワーアップ支援事業(要求額5,820千円)
平成30年の大山開山1300年祭に向けて、事業展開案に示されたテーマと関連付けた大山山麓の既存の郷土料理・食材の磨き上げ、商品開発を目指すと同時に取組自体をイベント化して情報発信を行う。
※市町村からそれぞれの「いちおし」食材を供出
- 地元料理店等を対象とした地元講師、有名シェフ等によるスキルアップ講座
- 市町村・商品開発希望事業者と連携しての商品開発
- 既存取組団体については団体ごとに商品開発等を行い、最優秀商品を企画コンペなどで選抜商品を決めていく。
- 首都圏等モニター参加者による大試食会ツアーの実施
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(2)大山道復活とエコツアー等開発情報発信事業
(要求額6,960千円)
大山開山1300年祭に向けて、日本遺産に認定された歴史・文化的価値のある大山道の復活及び商品活用を目的として、アウトドア雑誌とのタイアップ(著名人によるルート探索及び復活までのプロセスを掲載)の方法により、大山道の復活や全国的な情報発信と知名度向上を図る。
■区 間 大山道「川床道」(本線・支線を含むルート)等
「川床道」(本線):大山町大山寺〜三朝町三徳山
(中国自然歩道)
(3)機運加速化支援事業(要求額500千円)
- 伯耆国「大山開山1300年祭」に向けて、民間団体等が行う情報発信、講演会、文化・教育活動などの取組みを支援
- 支援内容 @200千円×5団体
- 負担 県1/2、市町1/2
3 背景
平成30年の大山開山1300年祭の事業展開については、先般開催(8/1)の同祭準備委員会にて各テーマに応じて行政や民間団体などの個別実施事業を誘発・拡大させていく方向性が示された。
また、山陰ディスティネーションキャンペーンについても、同協議会が設立(8/8)され、来年度7月には全国販売促進会議が開催されることが示され、他の旅行会社も同様のスケジュールと想定される。
ついては、1300年祭テーマに沿った商品及びコンテンツについて、時機を失することなく磨き上げ訴求力アップを図っていく必要がある。
また、歴史・文化関係の民間団体等から開山1300年祭を盛り上げていきたいという声があがっており、そういった民間団体等が取り組む情報発信、講演会、文化・教育活動などに支援することで、開山1300年に向けた地域の環境作りを促進し、機運醸成の加速化を図りたい。