「バイシクルとっとり」(仮)の統一フレーズのもと、県内の市町村団体、庁内各分野の取組をまとめ、打ち出すことにより、自転車天国とっとりのアピール、自転車利用人口の拡大、ひいてはモーダルシフトの実現を目指す。
○県では、モーダルシフト(交通手段の転換)を推進する一つとして、自転車・公共交通機関などの利用促進を図るため、平成25年に「鳥取県バイシクルタウン構想」を策定。
○より多くの県民に自転車を利用していただくためには、「環境に優しい」ことをPRするだけでなく、自転車の楽しさに直接触れていただいたり、県民の関心の高い健康づくりへの効果をPRすることで、自転車に興味を持っていただくことが重要。
(1)自転車利用者の裾野を広げる取組
○「バイシクルとっとり」(仮)のイメージづくり【新規】
県内各地で、サイクリング大会などさまざまな自転車イベントが開催されている。こうした関係団体や市町村の活動を積極的に支援して、新たな取組を促したり、個々の活動の連携を広げていくことにより、自転車好きを増やす大きな流れをつくり、「バイシクルとっとり」(仮)のイメージづくりを進める。
<現行イベント例>
・シマノと連携した散走イベント
・とっとりサイクルツーリズムの会のサイクリングイベント
・県自転車競技連盟による倉吉自転車競技場サイクルフェスタ
・中海地域で自然の豊かさを実感する自転車イベント
【実施内容】
・「バイシクルとっとり」(仮)をPRする統一ロゴ、ノベルティグッズの作成
・広報チラシの発行(年4回)
・関係団体や市町村のイベントを支援するための協賛品提供
【事業費】 2,530千円(0千円)
(2)自転車通勤の促進
○「自転車通勤で健康増進」コンテスト【新規(見直し)】
自転車通勤チャレンジ事業を見直し、「自転車通勤で健康増進」コンテストとして実施。3か月の自転車通勤後に体重・中性脂肪・コレステロール等の数値が改善したら景品を進呈、全体の成果を取りまとめ「健康にも良い自転車」をPRする。
【事業費】 992千円(1,175千円)
(3)バイシクルタウン構想の推進
○推進プランの検討【新規】
バイシクルタウン構想の関係課による打合せ会を開き、道路整備など構想推進の道しるべとなるプランを検討する。
○自転車利用促進セミナーの開催【継続】
自転車利用の課題や先進例を学び、バイシクルタウン構想推進の意識を高めるため、有識者による講演・セミナーを開催する。
【対象】 一般県民、行政関係者、自転車関連団体
【事業費】 540千円(540千円)
【目標】
・日常的な通勤や買物での利用をマイカー利用から自転車等への転換
※2020年までにマイカー通勤等から転換者1万人増
・観光への自転車利用やレクリエーションとしてのサイクリングの推進
【施策体系】
○自転車走行空間の確保
⇒ 新規県道は幅員を確保(条例化)、路面カラー舗装など
○駐輪場の整備拡充
⇒ 中心駅周辺への駐輪場整備など
○観光やスポーツへの活用のための環境づくり
⇒ サイクリングコース整備など
○公共交通機関との連携した利便性の向上
⇒ 自転車車載バスの導入など
○自転車利用のきっかけづくり
⇒ 自転車通勤チャレンジの実施など
○ルール、マナーの徹底
⇒ シュミレーター等を活用した交通安全教室の開催など