1.鳥取県の沿岸水産物を持続的に供給するためには、現在の漁場環境や各地域の漁獲情報を調査し、漁業者とともにこれらの情報の共有化が必要である。
2.鳥取県の天然イワガキのブランド「夏輝」の安全性を確保し、より多くの食卓で味わっていただくためには、貝毒化検査、ノロウイルス検査、及び貝毒プランクトン検査が欠かせない。
3.鳥取県で過去に発生した有害赤潮、コクロディニウム・ポリクリコイデスやカレニア・ミキモトイによる漁業被害を未然に防ぐには、県内及び隣接各県の機関による連携・監視調査が必要である。
4.磯根資源を守るためには、県下を広く網羅した定期的な藻場監視調査が必要であるとともに、長期的に知見を集積する必要がある。