1 事業概要
警察本部では「働き方改革」、「女性活躍推進のための改革」、「ワークライフバランス(仕事と生活の調和)推進のための改革」の三位一体の改革を推進し、業務の合理化と効率化を実現することとしている。
その基盤整備として、電子メール機能を提供しているグループウエアサーバを改修し、ユーザIDを役職付与方式から個人付与方式に変更して、平成30年1月に運用開始予定である新給与・勤怠管理システム等に対応させるとともに、ユーザIDのデータをネットワーク上で配信するシステムを導入して、職員が端末に固定化されない柔軟な運用を可能とするものである。
2 導入の必要性
現在、警察本部では、電子メールや掲示板等をグループウェアシステム「ロータスノーツ」により管理し、ユーザIDの付与を役職付与方式としており、当該機能のままでは、新給与・勤怠管理システムの個人宛配信が困難であり、機能を十分に活用するためには「ドコデモノーツ」導入による個人ID付与方式への改修が必須となる。
また、改正労働安全衛生法(平成27年12月1日施行)により、ストレスチェックの実施が事業者に義務付けられ、警察本部では、平成27年度当初予算要求において、ストレスチェックシステムの構築を要求したところ、知事部局の現行システムを使用するよう査定を受けたが、知事部局のシステムを利用するための要件である警察ネットワーク上での個人ID化の環境が整っていない状況にある。
本件要求により、今後は、ストレスチェックに限らず、知事部局が導入しているシステムの活用により合理化及び効率化の実現が可能となる。
さらに、個人ID付与方式の採用により、職員が端末に固定化されない柔軟な端末運用が可能となり、知事部局におけるサテライトオフィスの活用も可能となる。
3 所要経費
保守込みリース期間 H29.4.1〜H34.3.31の5年間
区分 | 年額(税込) |
債務負担行為額(総額) | 25,625千円 |
※年間 5,125千円
※標準事務費枠外要求