【新規】 (1)サイクルツーリズムの全県展開
・本県におけるサイクルツーリズムの一層の推進に向け、平成27年度、自転車に関する取組を行っている部局横断的なプロジェクトチーム(PT)を設置予定であり、来年度以降、サイクルツーリズムの全県展開に向けた取組を本格化する。
<具体的な取組内容>
○受入環境の整備等に向けた基礎調査
・地域の情報(観光施設や休憩スポット(トイレ等)、飲食店、自転車店(修理等)など)についての基礎調査を実施する。
○サイクリングコース(案)の作成
・基礎調査の結果をもとに、地域の見どころも織り込み、滞在周遊にも考慮した温泉地など宿泊地、道の駅等を起点とした複数のコース案(走行距離や所要時間、高低差、危険箇所等を含む)を作成する。
【拡充】 (2)ジャパンエコトラック等の推進
「ジャパンエコトラック」第1号ルート(境港〜皆生〜大山)において、救援システムの構築など、一層の利便性向上を進めるとともに、サイクルツーリズムに取り組む隣県(広島、島根、愛媛)と将来的な広域サイクリングルートの選定に向けた検討等を行う。
※他県(広島、愛媛)との連携した誘客を進めるためにも、先進地で取り組まれているサービス(レスキュータクシー等)を当県でも提供できるようにすることが必要。
<具体的な取組内容>
○ガイドマップの印刷、配布
○協力店舗の拡大及び緊急時における救援体制の構築
(継続)趣旨(ツーリストの休憩所、優待特典の提供など)に賛同する協力店にバイクスタンド、修理工具等を貸与、設置。
(新規)サイクリストの怪我など、緊急時における救援体制の構築(例:タクシーレスキュー等)のための試行的な取組実施。
○サイクルトレイン・バスの試行
他の交通機関と自転車との乗り換えができる環境整備に向け、サイクルトレイン・バスの試行に取り組む団体等を支援。
○ジャパンエコトラック推進協議会への参画
○(新規)サイクリングに関する隣県連携
四県(鳥取・広島・島根・愛媛)による広域サイクリングルートの検討や相互PRの実施
【拡充】 (3)とっとりの新たな旅づくり事業
多業種・広域グループによるミーティングを通じて、専門家の助言を受けながら、地域のすぐれたお宝の観光商品化と周遊の仕組みづくりを行う。
※訴求力の高いお宝素材の一層の磨き上げ、観光商品化による新たな周遊の創造のためにも、初年度(平成27年度)に実施した市場調査及び方向性の検討だけでなく、2年目以降の販売へのフォロー(市場への投入)等の取組が必要。
<具体的な取組内容>
○継続エリアでのミ―ティングによる販売等のフォローの実施
⇒選定した観光資源の試験販売やその結果による商品改良等による「売れる化」の実現に取り組む。
(対象エリア)「日南・日野・江府町」、琴浦町、「八頭・若桜町」
○(新規)新規エリアにおけるワークショップの実施
⇒ワークショップ等を通してテーマやターゲット等を設定し、既存の観光商品の磨き上げや組合せによる商品化、新規観光商品化等により、周遊ルート・滞在プランづくりを行う。
(対象エリア(想定))
・主要観光地や大規模温泉地の魅力づくりを目指す主要観光地型
鳥取砂丘エリア、三朝温泉エリア、皆生温泉エリア
・魅力ある観光地形成を目指す地域を対象とする観光地形成型
北栄町エリア、湯梨浜町エリア、南部町エリア
【新規】 (1)サイクルツーリズムの全県展開
2,000千円(0千円)
◇県西部だけでなく、県東部・中部にもサイクリングコースを作ることでサイクリングによる周遊が県内全域に広がり、滞在時間の延長や宿泊日数の増加をはじめ、リピーターの確保が期待できる。
◇県東部、中部の地域の特色に合わせたルートを設定することで、様々な魅力の発信が可能であり、また初心者から上級者まで幅広い集客が期待できる。
※愛媛県では地域の魅力やファミリー層から上級者まで楽しめるように26コースが設定されている。
○受入環境の整備等に向けた基礎調査
○サイクリングコース(案)の作成
⇒コース(案)について、部局横断的プロジェクトチーム(PT)を中心に、関係市町やサイクリング団体等から意見を聞くとともに、HP等での公開により、幅広にコース(案)に対する意見を聴取し、コース開発(平成29年度)につなげる。
【拡充】 (2)ジャパンエコトラック等の推進
5,500千円(10,500千円)
○ガイドマップの印刷、配布 1,000千円(6,000千円)
○協力店舗の拡大及び緊急時における救援体制の構築
2,000千円(2,000千円)
@50千円(バイクラック等)×20店舗=1,000千円
(新規)@100千円(自転車キャリア)×10台=1,000千円
◇初心者でも安心してサイクリングを楽しんでもらうため、万が一のサポート体制の構築は重要な要素。
◇実際の利用ニーズが不透明な面もあることも確かだが、まずは試行的に県がタクシー会社にキャリアーを貸与し、取組を始める。
※尾道市からレスキュータクシーについて聞き取ったところ、復路利用や途中リタイヤ(夏場の熱中症等)でのニーズが多いとのこと。
○サイクルトレイン・バスの試行 1,000千円(2,000千円)
(新規)現行要綱ではサイクルトレインの試行のみのため、以下の改正を行う。(制度要求)
・バスによる試行も対象に追加。
・試行的取組の規模や発信力の強化を促すため、補助上限を引き上げ 10万円→25万円
※1回あたりの事業費が少なく、最低限の規模の遂行しかできない。
広報費も捻出できず、発信力に乏しいといった関係者の声による。
◇試行的取組を行うことにより、鉄道会社やバス会社への働きかけにつながる。その際、車両を貸し切ることが必要(列車の場合、20万円/台)なため、県からの支援は大変重要。
◇H27年度に行われたバスでの試行的な取組における参加者の意見では、バスがあることで中途リタイア等への安心感や初心者がダウンヒルを体験しやすくなる等の意見があった。
◇またスポーツタイプの自転車は高価なため、リタイヤする場合でも自転車を放置しにくいことから、公共交通機関への自転車積載のニーズは高く、こういった万が一の際の安心感も重要な要素。
※H28見込み:米子市議会観光議員連盟が実施予定
○ジャパンエコトラック推進協議会への参画(負担金)
500千円(500千円)
○(新規)広域サイクリングルートの検討等(負担金)
1,000千円(0千円)
【拡充】 (3)とっとりの新たな旅づくり事業
5,240千円(7,000千円)
○継続エリアにおけるミ―ティングの実施 3,240千円
@1,080千円/地域×3エリア=3,240千円
○(新規)新規エリアにおけるワークショップの実施
2,000千円
主要観光地や温泉地 又は 観光地形成を目指す地域
※平成29年春運行予定の特別寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」の立寄り先等でのにぎわい創出も狙い