1 事業概要
平成29年度に山陰道のうち「鳥取西ICから青谷ICまでの区間」の供用開始が予定されていることから、管轄区域の拡大に合わせ、高速道路交通警察隊鳥取分駐隊庁舎を建設整備するもの。
2 事業目的
鳥取自動車道の、佐用JCTから鳥取ICまでの区間は、平成25年3月23日に全線開通となった。
山陰道の整備については、鳥取ICから鳥取西ICは、平成25年12月14日、また、赤碕中山ICから名和ICは、平成25年12月21日に開通となった。その後の未供用区間は、鳥取西ICから青谷IC(17.5キロメートル)までとなり平成29年度に供用開始が見込まれている。
このような状況下の中で、
○災害発生時の緊急交通路の確保、重大事故発生時の迅速な 初動警察体制(人員、車両、装備)の確保
○治安対策の補完(鳥取、郡家、智頭及び浜村警察署)
○施設の老朽化、狭隘等の解消と相互連携の強化
を図るため、
鳥取西ICから青谷ICまでの開通にあわせ、高速道路交通警察隊鳥取分駐隊の庁舎整備を行うものとする。
3 施設の現状
高速道路交通警察隊鳥取分駐隊は、平成22年3月26日に発足し、東部地区を活動区域としている。事務所は、JA鳥取いなばの研修センターを仮事務所として借り受けているが、同所には、受傷事故防止訓練等の各種訓練を行う場所がなく、また、河原ICに近接していないことから事案発生時の初動体制に支障が生じている。
4 整備計画
(1) 年度
平成28年度 建築設計、地質調査、測量
平成29年度 新築工事、工事監理外
(2) 構造・規模
鉄筋コンクリート造 約670平方メートル
5 所要経費
39,717千円
内訳
委託料 39,503千円(設計委託料、地質調査費外)
手数料 214千円(構造計算適合性判定手数料)
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
高速自動車国道中国横断自動車道路姫路・鳥取線の供用開始が平成21年度内と予定されたことから、平成20年3月、高速道路交通警察隊東部分駐隊を設置するまでの事前対策として、智頭警察署内に東部分駐隊準備室を設置した。
平成22年4月、高速道路交通警察隊鳥取分駐隊を鳥取市河原町内に設置した。
平成29年度中に山陰道の鳥取西IC〜青谷IC(17.5キロメートル)間の供用開始が予定されていることから、鳥取県東部の高速道路を管轄する高速道路交通警察隊鳥取分駐隊庁舎の設置場所、規模の検討を行っている。
これまでの取組に対する評価
高速道路の供用開始時期にあわせて高速道路交通警察隊庁舎の整備を行うために、他県の状況等を参考にして、高速道路交通警察隊の業務を行う上で適切な庁舎設置場所の選定及び施設規模の検討を行っている。