(1)事業内容
ア 暴力団対策法に基づき組織犯罪対策課が取扱う事件捜査に必要な経費
イ 公安委員会による指定暴力団の指定及びこれら指定暴力団員による暴力的要求行為に対する中止命令並びに再発防止命令等行政上の措置を行う為に必要な経費
ウ 事業所選任責任者講習委託などの暴力追放事業を行うために必要な経費
<主な内容>
・暴力追放県民大会開催経費 253千円(350千円)
(2)新規要求
暴力団事件被害者対策用機材整備
要求額 416千円(枠外標準事務費)
指定暴力団山口組の分裂に伴い、県内暴力団情勢が不安定 化する中、勢力の拡大を企図する暴力団による活動が活発化 し、県民が被害を受ける危険性が高まっているところ、暴力団 事件の被害者等は、暴力団からのお礼参りを恐れ、被害申 告等を躊躇することがあり、お礼参り事案の発生を許すことが あれば、暴力団対策の根幹を揺るがす事態となる。
暴力団に対する社会の関心が高まっている現在、暴力団員 から保護対象者を確実に保護し、暴力団員を検挙するために 必要となる機材である。
(3)増額要求
事業所選任責任者講習委託
要求額 5,507千円(4,881千円)
事業所選任責任者講習は、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第14条第2項により、暴力団員により行われる暴力的要求行為その他の不当な要求による被害を防止するため、事業所から選任された責任者に対し、公安委員会が行う講習であるが、公安委員会は、同法第32条の3第2項第7号により、公益財団法人鳥取県暴力追放センターに業務を委託している。
この業務委託の予算額の積算が、現実とかい離しており、受託者の収支が赤字となっていること、また、暴力団排除の気運の高まりによる受講者の増加も見込まれるところであるが、予算上の制限から現在の人数以上の受講者を受け入れることが出来ないことから、委託料の増額を要求する。
( )内は前年度当初予算額