現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成28年度予算 の 地域振興部の2020東京オリンピック・パラリンピック代表選手育成プロジェクト事業
平成28年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:スポーツ振興費
事業名:

2020東京オリンピック・パラリンピック代表選手育成プロジェクト事業

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

地域振興部 スポーツ課 競技力向上担当  

電話番号:0857-26-7921  E-mail:sports@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
28年度当初予算額 50,264千円 42,889千円 93,153千円 5.5人 1.0人 0.0人
28年度当初予算要求額 50,264千円 42,889千円 93,153千円 5.5人 1.0人 0.0人
27年度6月補正後予算額 27,819千円 33,390千円 61,209千円 4.3人 1.0人 0.0人

事業費

要求額:50,264千円  (前年度予算額 27,819千円)  財源:単県 

政策戦略査定:計上   計上額:50,264千円

事業内容

1 背景・課題

2020東京オリンピック・パラリンピック開催が決定し、スポーツへの関心が高まる中、本県においても日本代表候補選手として、国際大会に出場する者がH27(12月現在)においても18名おり、東京オリンピック出場を夢見たり、目標とする子どもたちが増加している。
    • 次期五輪のリオデジャネイロ五輪・パラ大会の日本出場枠獲得にも本県ゆかりの選手が貢献した。(アーチェリー、ホッケー)
    • 日本代表クラスのアスリートの一層の育成に向けては、これまでの取組を生かしつつ、早期からアスリート教育・指導を戦略的に展開することが必要。
    • 本県から2020年の東京五輪・パラの日本代表入りする選手を輩出するために、より可能性が高い競技を選定し、重点的に育成強化することが必要。
    • 今後、本県から国際舞台へ羽ばたくアスリートを育成していく上では、選手やコーチを経済的に支援している体制づくりが必要。

2 事業概要

2020東京オリンピック・パラリンピックを契機に、優秀なジュニア選手の発掘・育成のためのプログラム実施、子どもたちとトップ選手との交流機会の創出などに取り組み、本県から東京オリンピック・パラリンピックへの気運を盛り上げるとともにオリンピック・パラリンピック等をはじめとする国際大会へ出場する選手を育てる。

3 事業内容

1 チーム鳥取!発掘・育成事業

21,191千円(10,682千円)

トップアスリートを目指す小・中学生の育成プログラムの実施、適性競技等の助言
(1)発掘プログラム事業  2,464千円(1,416千円)
検討委員会で考案された選考方法で、県内の有望なアスリートを発掘する。
ア 検討委員会の開催 665千円(356千円)
プロジェクト全般の運営方針や方策を検討し、候補生の選抜とプログラム内容の決定を行う。
・4回程度/年
・検討委員の任期:2年間(H28.4〜H30.3)
※検討委員は、各競技団体のジュニア強化担当者、スポーツ栄養士、スポーツ心理学専門家、スポーツトレーナーを任命。
イ 選考会の実施  1,533千円(1,060千円)
2020年の東京五輪に向けて、オリンピック選手になり得る可能性のある年齢層に対して、各種検査等を実施して人材を発掘する。
  [未経験者発掘プログラム(タイプ1) 808千円]
 運動能力に優れ、スポーツに関心の高い可能性を秘めた子どもたちを体力、心理検査等により発掘する。
 ・1次選考(50名程度)
  新体力テスト(応募時に自己申告)
 ・2次選考(30名程度)
  体力テスト(検討委員会が独自に設定する種目)
  心理検査(エゴグラム)
[他競技転向プログラム(タイプ2) 725千円]
 既に各競技において選手活動をしていた選手を対象に合同トライアウトを実施し、可能性のある選手を発掘する。
 ・トライアウト選考(14名程度)
 ⇒ 競技特性が類似している競技グループで年2回実施
   攻略型(レスリング、クライミング)
   競走型(カヌー、ボート、自転車)
   シューティング型(アーチェリー、ライフル射撃)
[競技団体推薦プログラム(タイプ3) 0千円]
 既に専門競技として活動をしている選手の中から特に五輪出場が期待できる選手を競技団体からの推薦で発掘する。
 ・競技団体推薦(9名程度)
ウ 認定式の開催  266千円(266千円)
各選抜検査を通過した子ども、選手を「アスリート候補生」、及び「ジュニアスリート」として認定する。
(2)育成プログラム事業  18,727千円(9,266千円)
将来オリンピック選手になり得る可能性を秘めた子どもたちにアスリートに必要な知識、能力を身に付けさせるための育成プログラムを実施し能力アップを図る。
ア 共通プログラム 2,903千円(2,810千円)
スポーツ選手としての基礎力を高めるために、体力向上・スポーツ(メンタル)教育・スポーツ栄養の3分野のプログラムを実施する。
・基礎編(2期生):10回/年の全体練習会
・発展編(1期生):3回/年の全体練習会
   5回/年の選択練習会
・トレーニングキャンプ:2回/年(夏冬)
イ 競技体験プログラム 1,262千円(6,456千円)
対象競技の体験会を実施し、対象競技の魅力や面白さを体験させる。
<対象競技>
 ボート、セーリング、カヌー、自転車、レスリング、アーチェリー、ライフル射撃、ホッケー ※クライミング
※クライミングについては、東京五輪の追加正式競技に採択される可能性が大きく、本県に優秀な指導者等がいることから対象に追加する可能性あり。
・体験会:2回程度/競技/年
・個別体験会:随時
(ウ)競技者プログラム 14,562千円(0千円)
専任コーチによる専門的な指導を受け、ジュニアアスリートとして競技力を高める。
・専任コーチの配置(8競技×1名)
・通常練習会:96回程度(土日祝を中心に活動)/年
・強化合宿:2回/年
・大会遠征:1回/年(全国レベルの競技会)
※大会遠征は、全国大会レベルの競技力が身についていることが認められた選手に対して実施する。
・パーソナルプログラム:3回/年
※ジュニアアスリートとして活動している者に対して、個別・専門的指導を行う。
【H28事業スケジュール】
 月
3期生
2期生
1期生









11

12



募集開始




1次選考

2次選考


合格者発表
認定式
開講式

共通(基礎)プロ開始
競技体験会開始

夏季キャンプ実施




冬季キャンプ実施




修了式
共通(発展)プロ開始
競技者プロ開始



強化合宿(2回/年)

大会遠征(1回/年)





※ 中学3年まで継続
学年
小学4・5年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
2 夢!輝き情報発信事業 6,393千円(6,390千円)
鳥取県出身のオリンピックパラリンピック選手や指導者等と県内小学生、及び中学生がふれあう機会を創出とスポーツ気運の向上
(1)子どもたちとトップ選手の交流機会の創出 2,000千円(2,000千円)
各競技団体によるトップ選手や指導者と県内子どもたちとの交流機会事業への助成
 200千円×10団体
(2)スポーツ指導員のオリンピック特別枠の継続 4,393千円(4,390千円)
本県のオリンピック出場選手を県スポーツ指導員として確保し、オリンピックムーブメントの牽引役となるとともに、競技力の強化を図る。(3年目:最大4年間)
[H26〜H27実績]
 ・社会人チーム(鳥取クラブ所属)全国社会人大会西日本大会ベスト16(H26)
3 世界で活躍する選手支援事業
                    10,988千円(10,748千円)
各種競技の国際大会等に日本代表として参加する鳥取県ゆかりの選手及びコーチに対する遠征経費助成と、世界的に優秀な指導者の招聘経費助成

(1)海外遠征(合宿)事業補助金 4,757千円(4,757千円)
国際大会等に日本代表選手又はコーチとして参加する場合の遠征(合宿)費の一部を補助する。
 [対象者]
・中央競技団体が派遣する鳥取県ゆかりの選手又はコーチ
・障がい者スポーツ団体が指定強化選手を対象に実施する海外遠征(合宿)に参加する鳥取県ゆかりの選手
・既に国際大会や全国大会等で上位入賞する等の成績を残しており今後活躍が期待できるものとして、県が認める鳥取県ゆかりの選手又はコーチ
 [対象経費]
・旅費(渡航費・宿泊費)等個人負担を求められる経費
 [補助率]
・個人負担額の10/10
 [交付先]
・選手及びコーチ個人

(2)国際大会出場選手活動費支援事業 5,000千円(5,000千円)
国際大会等に出場する機会の多い選手に対して、大会シーズン中を通じて良好なコンディションを維持管理できるよう必要な経費の一部を補助する。
 [対象者]
・競技団体が推薦する国際大会へ出場する予定の鳥取県ゆかりの選手
 [対象経費]
・需用費、委託料、使用料及び賃借料、備品購入費
 [補助率]
・10/10(上限:500千円)×10名
 [交付先]
  ・選手個人

(3)世界の優秀指導者招聘事業補助金 1,231千円(991千円)
海外の優秀な指導者を招聘し、県内の選手を指導してもらうことにより競技力の向上を図ろうとする事業に対して補助する。
 [対象経費]
・報償費、旅費
 [補助率]
・10/10
 [交付先]
・競技団体

(4) 東京五輪ターゲット競技事業 11,692千円(0千円)
○既に国内外の競技会等で好成績を収めている県内若手選手の中で、東京オリンピックで日本代表選手になり得る可能性が極めて高い選手を戦略的に強化支援する。

該当競技
該当選手情報
水泳(飛込)
3名
2015インターナショナルユース優勝(中3)
2015JOCジュニア水泳(12〜13歳)優勝(中1)
カナダモントリオール招待競技会2位(小6)
3名を指導する安田千万樹氏(米子白鳳高教)はJOC強化コーチに就任予定
クライミング
2名
2015アジアユース選手権2位(高1)
2015全日本ユース選手権3位(高1)
2名を指導する安井博志氏(鳥取中育高教)は現JOC強化コーチ
ボクシング
2名
2014全日本UJボクシング大会(52kg)優勝
JOCエリートアカデミー生(中3)
2014全日本UJボクシング大会(48kg)優勝(中3)
空手
1名
2015U-21世界選手権優勝(大2)
2014ナショナルチームメンバー
国際的にも支持を受けている県内の井上派糸東流慶心会の指導を受ける選手

国内外での強化合宿、遠征の実施  11,692千円(0千円)
国際レベルのトレーニングが可能な環境、練習相手を求めて国内外で強化合宿を実施する。
・国内合宿:必要とする回数
・海外合宿及び遠征:必要とする回数
競技名
必要経費
実施内容
水泳(飛込)
5,265千円
県外合宿(8回)、海外合宿(2回)
クライミング
3,241千円
県外合宿(8回)、海外合宿(2回)
ボクシング
1,887千円
県外合宿(10回)
空手
1,299千円
県内合宿(10回)
合計
11,692千円

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

1.チーム鳥取!選手発掘・育成事業
 1期生を募集し、33名が「チーム鳥取アスリート候補生」として活動中
   ・応募総数(125名)
   ・1次合格者(62名)
   ・最終合格者(34名)
2.夢!輝き情報発信
 2団体が本事業を活用し、クリニック等を開催した。
   ・水泳連盟:元五輪選手を招いての教室を開催
   ・山岳協会:世界的クライマーを招聘してイベントを開催(予定)
3.世界で活躍する選手支援事業
 (1)海外遠征費補助
   ・申請数:12件(ボート、自転車、レスリング、セーリング)
   ・交付額:1,425千円
 (2)世界の優秀指導者招聘事業
   ・申請数:2件(ホッケー協会、卓球連盟)
   ・交付額:725千円
 (3)国際大会出場選手活動費支援事業
   ・申請数:4件(セーリング、自転車、ボート、山岳)
   ・交付額:300千円

これまでの取組に対する評価

1.チーム鳥取!選手発掘・育成事業
・応募に対して消極的な地域があることから、事業に関する丁寧な説明と広報活動が必要である。
・計画している練習会に等に学校行事や所属する部活動等により参加状況の悪い候補生がいる。
・校種(年齢)に差があり、練習内容の設定に困難さがある。
・競技体験会では、各団体が魅力を伝えようと工夫した内容となっている。
2.夢!輝き情報発信
・交付上限額が増額となり、団体からは評価を得ている。
・今後、リオ五輪及び東京五輪が近づくにつれニーズが増えると考えられる。
3.世界で活躍する選手支援事業
・本県選手が日本代表チームに複数所属する競技もあり、近年、海外遠征する選手が増えており、ニーズが増えている。
・海外遠征する選手の多くが学生であり、経済的負担の軽減に繋がっている。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 27,819 0 0 0 0 0 0 25,003 2,816
要求額 50,264 0 0 0 0 0 0 4,218 46,046

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 50,264 0 0 0 0 0 0 4,218 46,046
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0