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平成28年度
9月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:総務費 項:防災費 目:防災総務費
事業名:

原子力防災対策事業

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危機管理局 原子力安全対策課 調整担当  

電話番号:0857-26-7854  E-mail:genshiryoku-anzen@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 389,023千円 85,778千円 474,801千円 11.0人
補正要求額 9,154千円 780千円 9,934千円 0.1人
398,177千円 86,558千円 484,735千円 11.1人

事業費

要求額:9,154千円    財源:国10/10 

一般事業査定:計上   計上額:9,154千円

事業内容

1 要求概要

鳥取県環境放射線モニタリングシステムについて、システムの堅牢性・効率性を向上させるため、システム更新に向けたシステム設計を実施する。

2 事業内容

次年度以降のシステム更新に向け、ハードウェアの多重化及び分散配置による災害に強いハードウェア構成、人形峠環境技術センター及び島根原子力発電所の両サイトの原子力災害に迅速に対応できるソフトウェア、連携するシステムが相互に補完できるネットワーク体制にするようシステム設計を行い、システムの最適化を図る。

    (1)ハードウェア

    鳥取県環境放射線モニタリングシステムの中央監視局(サーバー)を多重化し、クラウド化を含め分散配置することで堅牢性を向上させる。

    (2)ソフトウェア

    導入時の人形峠環境技術センターの監視用ソフトウェアに、逐次改良(島根原子力発電所サイトに係る固定局・可搬局の追加、他システムとのデータ連携等)を実施したことで、両サイトの情報を効率よく処理できるシステムとなっていないため、ソフトウェアの適正化を図り、効率性を向上させる。

    (3)ネットワーク

    通信回線については多重化されているが、接続先が多重化されていないため、連携する可搬型モニタリングポスト収集システム、モニタリング情報共有システム等との接続方法を含めて適正化を図り、ネットワークの冗長性を向上させる。

    <システム構成図>

3 補正要求額

委託料 9,154千円

財源:放射線監視等交付金(国10/10)

4 背景・目的

・核燃料加工・使用施設である人形峠環境技術センター(岡山県鏡野町)に係る環境放射線の常時監視(24時間連続)を行うため、平成13年度に鳥取県環境放射線モニタリングシステムを整備し、平成23年度に老朽化に伴い全面更新を実施した。

・さらに、平成24年9月、福島第一原発事故を踏まえ、新たにUPZ(緊急時防護措置準備区域)が導入され、島根原子力発電所に係る放射線の状況をより的確に把握するため、島根県のモニタリングポストのデータ連携や、可搬型モニタリングポストの測定データの追加など、逐次システム改良を実施し線量率の上昇や機器の故障時の警報システムにより緊急時に備えてきた。

・その結果、情報量が増加したため、的確に必要な情報を取りまとめるシステムとなっていないため、迅速に対応できない等の問題も生じておりシステム全体としての設計を検討する必要が生じた。

・システムの最適化を図る観点から、次年度以降のシステム更新に向けたシステム設計の実施について国との協議が整い、国交付金が充当できる見通しがたったことから、システム更新に向け、本年度システム設計を実施しようとするもの。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・原子力安全対策プロジェクトチーム設置(H24.1)
・原子力安全対策室設置(H24.4)
・地域防災計画(原子力災害対策編)、広域住民避難計画策定(H25.3.18、直近改正 H27.8.24)
・原子力安全対策監、原子力安全対策課設置(H25.4)
・広域住民避難計画の実効性を向上させるため、原子力安全対策PT会
議を13回、原子力安全顧問会議を15回開催し、地域防災計画、広域住民避難計画の検証及び実効性の継続的向上について対応しているところ。
・島根県と共催で原子力防災連絡会議を11回、共同訓練を5回実施し、原子力防災体制の計画的整備に向けた確認・検証等を行った。

これまでの取組に対する評価

・平成27年度は、3カ年整備計画の最終年度。
・平成26年度までに機器・資機材等の整備は概ね完了。
・今後は、より迅速かつ的確な避難等の防護措置を実施するため防災訓練の教訓及び新たな知見に基づく資機材の追加・更新整備、維持管理等を着実に行うとともに、二次被ばく医療に係る事業(福祉保健部)やモニタリングに係る事業(生活環境部)等についても、各部局と連携し、より一層の対策強化を図る。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 389,023 364,146 0 0 0 0 0 24,877 0
要求額 9,154 9,154 0 0 0 0 0 0 0

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 9,154 9,154 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0