1 事業概要
東部圏域で高度急性期医療を担う中核病院となる中央病院の建替工事に着手する。
併せて、外来棟改修工事のうち女子更衣室等の先行整備を行う。
2 新病院の概要等
(1)病床数:518床(一般504床、結核10床、感染症4床)
※現在431床
(2)面 積:50,900平方メートル
(3)構造等:鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造(免震構造)、11階建
(4)外来棟先行改修:女子更衣室等590平方メートル
3 特徴的な高度医療(例示)
(1)救命救急医療の強化
- 救命救急センターの充実(救急外来と救命救急病棟を隣接して配置し、救命効果を向上させるとともに、増床 14床→20床)
- 救命率向上のため、屋上ヘリポートと救命救急センターを直結するエレベータを設置
- 手術室に隣接して、ICU病室(0→6床)及びHCU病室(16床)を配置
- 24時間、急性心筋梗塞及び脳卒中治療が可能な「心臓病センター」及び「脳卒中センター」各45床を設置
(2)周産期母子医療の強化
- 新生児治療室を倍増(集中治療室(NICU)・回復室(GCU)各6床→各12床)
- 合併症の妊婦等の治療を行う母体胎児集中治療室(MFICU)を増床(2床→3床)
(3)高度な手術室を新設
- 血管X線撮影装置を備え、カテーテルを使う内科的治療と外科的手術が、連続して、かつ安全に行える「ハイブリッド手術室」の新設
- 低侵襲性の「ロボット支援手術室」を新設
(4)がん医療の強化
- 東部保健医療圏で不足している「緩和ケア病床」(10床)を新設
- 白血病等、血液疾患に対応した無菌病室(クリーンルーム)を増床(11床→22床)
- 正常な細胞を極力傷つけず照射できる「強度変調放射線治療(IMRT)室」の新設
- がんの早期診断に有効な「PET−CT室」の新設
- 化学療法室の充実(8床→20床)
4 所要額
(単位:千円)
区分 | 事業費 | 財源内訳 |
企業債 | 国庫
補助金 | 繰入金 | 自己資金 |
継続費 | H28
〜
30 | 計 | 26,664,042 | 21,602,100 | 61,750 | 0 | 5,000,192 |
工事費 | 26,501,268 | 21,602,100 | 61,750 | 0 | 5,000,192 |
工事監理費 | 162,774 |
H28 | 計 | 1,804,000 | 1,799,800 | 4,199 | 0 | 1 |
工事費 | 1,756,000 | 1,799,800 | 4,199 | 0 | 1 |
工事監理費 | 48,000 |
H29 | 計 | 19,140,000 | 14,099,400 | 40,508 | 0 | 5,000,092 |
工事費 | 19,056,000 | 14,099,400 | 40,508 | 0 | 5,000,092 |
工事監理費 | 84,000 |
H30 | 計 | 5,720,042 | 5,702,900 | 17,043 | 0 | 99 |
工事費 | 5,689,268 | 5,702,900 | 17,043 | 0 | 99 |
工事監理費 | 30,774 |
単年度 | H28 | 電気工事
負担金等 | 25,858 | 25,700 | 0 | 69 | 89 |
総計 | 26,689,900 | 21,627,800 | 61,750 | 69 | 5,000,281 |
H28(再掲) | 合計 | 1,829,858 | 1,825,500 | 4,199 | 69 | 90 |
工事費 | 1,756,000 | 1,799,800 | 4,199 | 0 | 1 |
工事監理費 | 48,000 |
電気工事
負担金等 | 25,858 | 25,700 | 0 | 69 | 89 |
※今後の金利上昇が予想されるため、新病院以外に、平成31〜32年度の本館撤去・駐車場整備に自己資金10億円を分散充当する計画(金利動向を見ながら決定)
※新病院建設に伴う医療機器等整備費は、別途60億円を想定
5 事業スケジュール
年月 | 内容 |
平成28年6月 | 発注公告 |
平成28年8月〜9月 | 建築工事、設備工事契約 |
平成28年9月〜平成30年7月 | 工事(外来棟先行整備を含む。) |
平成30年10月 | 新病院オープン |
平成30年10月〜平成31年3月 | 外来棟改修工事(本格改修) |
平成31年8月〜平成33年2月 | 既存本館解体・駐車場整備 |
平成33年3月 | 新病院フルオープン |
6 その他
建築、電気設備、機械設備(空調)、機械設備(衛生)の4工種で発注予定