事業名:
【鳥取フードバレー戦略事業】「食のみやこ鳥取県」輸出促進活動支援事業
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農林水産部 販路拡大・輸出促進課 輸出促進担当
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
28年度当初予算要求額 |
39,335千円 |
4,679千円 |
44,014千円 |
0.6人 |
0.0人 |
0.0人 |
27年度6月補正後予算額 |
50,227千円 |
4,659千円 |
54,886千円 |
0.6人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:39,335千円 (前年度予算額 50,227千円) 財源:単県
事業内容
1 現状と課題
(1)アジアの消費市場は拡大しており、2020年には中間層は約20億人、富裕層は2.26億人になる見込み。
(2)国は「日本再興戦略(2013年6月)」において、農林水産物・食品の輸出額を2020年までに1兆円規模に拡大する目標を立てた。
(3)平成27年10月にTPP交渉国は大筋合意に至り、関税をかけている農林水産物のうち約半数440品目の関税が撤廃される。
(4)本県青果物輸出における現状・課題
梨:中秋節の時期が毎年変わり輸出量が不安定
すいか:輸出を始めて日が浅く(3年目)、量が少ない
水産物:国内有数の産地であるにも関わらず、輸出に取り組む事業者が少なく、海外での認知度は低い。
和牛:鳥取県食肉センタ−が平成27年11月にベトナム向けの処理施設として新規登録され、今後の輸出先として期待されている。
2 今後の取組み
アジア圏での消費市場の拡大を受け、輸出に取り組む事業者の収益向上及び県産農産物の販路拡大のため、またTPPを活用した輸出促進、販路開拓の可能性があるEU圏等にも打って出る事業を実施する。
=海外展開国=
≪TPP関係国≫
TPPを契機として輸出拡大に力を入れる国・地域
マレーシア(継続)、シンガポール(継続)、ベトナム(新規)
≪ドール・全農との連携国≫
(株)ドール、全農、本県の3者協定に基づき、輸出拡大を進めていく国・地域
台湾(継続)、香港(継続)、タイ(継続)
≪その他≫
本県の輸出実績は少ないが、今後輸出拡大が期待できる国・地域
EU(新規)、ロシア(新規)、マカオ(継続)
=施策の方向性=
○TPP対策国:新規市場開拓及び販売促進支援(バイヤー招聘・市場調査、観光物産展開催)
○ドール・全農との連携国:ブランド化による価格形成力の向上(現地での販売促進活動)
○その他:新規市場開拓(バイヤー招聘、レストランフェア)
3 事業内容及び要求額
(1)「食のみやこ鳥取県」海外輸出支援体制強化事業
40,133千円(15,447千円)
ア TPP関係国:新規市場開拓、販売促進支援
水産物等を中心とした販路拡大 11,963千円(8,483千円)⇒経済対策補正
輸出事業者の拡大を目的に、輸出商品や販売先の発掘のため、バイヤー招聘・市場調査を行う。
国・地域 | 目的 | 事業内容 |
マレーシア | 急成長する中華系富裕層市場の販路開拓、輸出商品・販売先の発掘 | 観光物産展の開催
場所:伊勢丹KLCC
時期:11月
レストランフェアの開催
場所:高級レストラン
時期:11月頃
食と観光のPRイベント
場所:マンダリンオリエンタルホテル
時期:11月
招聘者:100名程度
バイヤー招聘・市場調査
時期:12月
予算計:8,369千円 |
シンガポール | 安定的に成長を続ける市場での販路拡大 | バイヤー招聘・市場調査
時期:12月
予算:1,905千円 |
ベトナム | 輸出可能性を探るための市場調査 | バイヤー招聘・市場調査
時期:1月
予算:1,689千円 |
イ ドール・全農との連携等:ブランド化による価格形成力の向上 10,505千円(5,445千円)⇒経済対策補正
激化する他地域産競合商品との競争に打ち勝つために、ドールの販路やプロモーション力を活用し、メディアを使っての産地PRや商品イメージの向上等により鳥取ブランドの認知度向上を図る。
国・地域 | 目的 | 事業内容 |
台湾 | ・梨のブランド化
→中秋節に左右されない二十世紀梨の現地需要の開拓、あたご梨の販売促進
→新品種梨の高級ブランド化
・県産品の認知度向上と販路拡大 | ・梨の販売促進活動(JA全農とっとりへ補助)
時期:試食提供、広告宣伝
9月(二十世紀梨、新品種梨)、12月(あたご梨)
・物産展の開催(産業振興機構に委託)
時期:2月頃(梨、水産加工品等)
場所:台北市内百貨店
予算計:2,010千円 |
香港 | ・梨、スイカのブランド化
・富有柿の販売促進
・誘客促進活動と連携した販売促進 | ・現地メディア、バイヤー招へい(企画会社等へ委託)
時期:6月上旬(すいか)
招へい人数:4名
・メディア向け試食会の開催(企画会社等へ委託)
時期:7月(すいか)、9月(梨、ぶどう)、12月(柿、あたご梨)
・ABCクッキングスタジオでの梨スイーツレッスンの実施(ABCへ委託)
時期:9月(1か月程度)
・梨プロモーション、誘客促進(企画会社等へ運営委託)
時期:9月(梨)
場所:イオンコーンヒル店
予算計:4,985千円 |
タイ | ・富有柿のブランド化 | ・現地メディア(企画会社等へ委託)
時期:10月下旬(柿)
招へい人数:4名
・メディア向け試食会の開催(企画会社等へ委託)
時期:12月(柿)
予算計:1,945千円
・バイヤー招聘・市場調査
時期:12月
予算:1,565千円 |
ウ その他:新規市場開拓 14,925千円(1,519千円)⇒経済対策補正
輸出額拡大のためには新たな販路先を開拓する必要があり、これまで目を向けていなかった地域等で輸出可能性を探る。
国・地域 | 目的 | 事業内容 |
EU | ・輸入業者、レストランシェフ等の招聘による県内業者とのマッチング
・参入の可能性を探るための市場調査 | 輸入業者等の招聘
時期:6月
SIAL出展
時期:10月
場所:パリ ノールヴィルバント展示場
予算:9,882千円 |
ロシア | ・レストラン関係者、ロシア側輸入業者と県内事業者とのマッチング
・県産品のブランド化 | レストランフェアの開催(交流25周年記念事業と連携開催)
時期:8月頃
予算:3,524千円 |
マカオ | ・レストラン関係者、輸入業者と県内事業者とのマッチング | レストランフェアの開催
時期:11月
場所:ホテルオークラマカオ内(予定)
予算:1,519千円 |
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エ ECサイトを活用した香港での物産販売事業 2,740千円(0千円)⇒経済対策補正
香港のECサイトに県産品を出品し、国際宅急便を活用して小口配送する仕組みを構築するとともに、出品者の商品登録料を軽減し、輸出を促進する。
商品 | 果物、カニ、水産加工品、スイーツ等プレミア感のあるもの100品を想定 |
県の支援 | 商品登録料の補てん
(15,000円/アイテムを10,000円の補助)) |
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(2)食のみやこ鳥取県」輸出促進活動支援事業 39,305千円(34,750千円)⇒当初予算
商談会や物流実験等といった、輸出に取組む県内事業者の輸出促進活動を補助し、県産農林水産物の輸出拡大につなげる。
なお、1事業者当たりの年間の交付決定額の上限を
5,000千円とする。
事業内容 | 県産農林水産物等の輸出促進のために行う、海外での市場調査、商談等、物流実験 |
補助対象者 | 農林水産物等の輸出に取組む県内事業者
1、JA全農とっとり・・・ドール、全農との3者協定
2、その他中小企業者 |
補助期間 | 年度内 |
補助対象経費 | 旅費、印刷製本費、会場使用料、マネキン代等 |
補助率 | 2/3
(ただし、国補助金等で対応できる場合は、その対象経費について1/6。県産原材料を使っていない場合は1/2) |
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(3)その他 2,639千円(30千円)
日本畜産物輸出促進協議会牛肉輸出促進部会負担金30千円(30千円)⇒当初予算
鳥取県をまるごとPR!海外バッグ作成 2,609千円(0千円)⇒経済対策補正
配布物等は観光政策課のトリピーバックを利用しているが、鳥取の豊かな食、観光地、まんが王国を広くPRするために、食材等をあしらったオリジナル紙袋を製作し、海外物産展での販促物や海外からの招聘者へお土産を配布する際に使用する。
*昨年との相違点*
○施策をTPP関係国、ドールとの連携国、その他の3本立てで実施(昨年は、継続推進国、チャレンジ国、両地域共通)
○3地域・国(ベトナム、EU、ロシア)を新規実施
○マレーシアでの事業を内容拡充で実施
・レストランフェアの開催(新規)
・食と観光のPRイベント(新規)
○ドールとの連携事業を内容拡充で実施
・香港:メディア向け試食会の実施(新規)
・タイ:現地メディア、バイヤー招聘(新規)
メディア向け試食会(新規)
○香港(ECサイトを活用した物産販売)を新規実施
○輸出補助金の上限の設定
○輸出バッグを新規作成
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要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
50,227 |
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50,227 |
要求額 |
39,335 |
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