(1)生産量の確保対策(49,530千円)
ハウス栽培で新たに「鳥取茸王」の生産を希望する者を対象に、管理できる規模である原木(500本)、種菌(25千個)、ハウス(1棟)をセットで、販売額100万円を目標として生産量の拡大を図る。
●対象者:「鳥取茸王」の生産を希望する者(39名)
●支援内容(※市町村負担は義務)
・ハウス(散水施設を含む)の支援(県1/2、市町村1/6)
<購入原木及び種菌の支援については既存事業で支援>
(2)生産技術の習得(1,000千円)
とっとり115ブランドにふさわしい高品質な原木生しいたけの「鳥取茸王」生産者の裾野を拡大するため、良質な生しいたけの生産に必要な技術の習得を図るための技術指導を委託する。
●予算額:1,000千円(委託料)
●委託先:(一財)日本きのこセンター
●内容:○講義(先進県の取り組み、基本的なハウス栽培方法)
○個別にハウスの巡回指導(月に1回程度)
○現地における袋掛け・発生操作等の指導
(3)「鳥取茸王」の情報発信(700千円)
原木しいたけのファンを増やし消費拡大に結びつけていくため、「鳥取茸王」の魅力を県内外へ情報発信するとともに、「鳥取茸王」の美味しさを知っていただく機会を提供する。
●予算額:700千円(委託料)
●委託先:原木しいたけブランド化促進協議会
●実施時期:「とっとり115月間」(1/15〜2/15)
(再掲)
区分 | 実施主体 | 事業内容 | 補助率 | 予算額
(千円) |
生産基盤支援 | 「鳥取茸王」生産希望者(39名) | 「鳥取茸王」の生産実証に必要な原木、種駒の調達に要する経費及びハウスの整備に要する経費 | 1/2
(原木及び種駒は既存事業で支援) | (0)
49,530 |
生産技術支援 | 一般財団法人日本きのこセンター | 「鳥取茸王」など高品質な生しいたけの生産に必要な技術指導 | 県10/10
(委託料) | (1,275)
1,000 |
「鳥取茸王」の情報発信 | 原木しいたけブランド化促進協議会 | 「鳥取茸王」などの情報発信 | 県10/10
(委託料) | (3,278)
700 |
計 | | | | (4,553)
51,230 |
※上段( )は前年度当初予算額
3 これまでの取組
● 「きのこ王国とっとり」の実現に向け、生産者・関係団体・県で「鳥取県きのこビジョン」を策定。(H26.3.11)
・戦略1 新たなきのこ産業の創出
・戦略2 原木しいたけ115号のブランド化
● 「原木しいたけブランド化促進協議会(H26.5.14設立)」において、ブランド化に向けて関係者の連携した取組が行われている。
○規格の決定 : 「鳥取茸王 金ラベル」、「鳥取茸王 銀ラベル」、「とっとり115」 の3本柱
○生産技術 : 日本きのこセンター石川駐在の指導員を講師に招き、生産技術を指導中
○流通 : 各JAを核とした集荷・共販体制の整備に向けた検討
○「とっとり115の日」の制定
・毎年1月15日を、原木しいたけ「とっとり115の日」
・1月15日から2月15日までの1ヶ月間を「とっとり115月間」
○「鳥取茸王」を原木しいたけ115号のリーディングブランドとして、高付加価値化商品の消費拡大に結びつけ、生産者所得の向上など、魅力ある元気な産業に転換していく必要がある。
○かつて流通していた「鳥取茸王」をブランド化するには生産量の確保が急務であり、新規生産者の参入と既生産者の生産拡大を推進しながら生産量の拡大を図る必要がある。