これまでの取組と成果
これまでの取組状況
1 収容・引取り数を減らすための取組
(1)引取りを希望する飼い主への説得
平成24年9月の法律改正により(H25.9施行)、動物の所有者の責務として「終生飼養」が明記され、所有者からの引取り希望がある場合は、その理由を聞き取りし、最後まで責任を持って飼っていただくよう時間をかけて説得。
(2)適正飼養に係る広報の強化
○ペットの適正飼養リーフレットの作成・配布(H26.8、H26.9)
飼い主に対して、不妊去勢手術、室内飼育、迷子札の装着の必要性を記載。野良猫に餌を与えている方に対して、餌を与えるのみの無責任な関与ではなく、愛情と責任をもって飼い主となっていただくようにお願い。
○迷子時の連絡カードの作成・配布(H26.8)
迷子札の装着の必要性を記載するとともに、万が一迷子になった時の連絡先(総合事務所及び警察署)を記載
○県ホームページの内容充実
・収容動物の写真を掲載(H25)
・県民が保護したり、捜している犬猫の情報や、飼養している犬猫の譲渡情報を掲載、成犬・成猫の飼養のメリットを紹介(H27)
○県政だより等による啓発
(3)所有者のいない猫対策の取り組み
市町村職員と一般県民を対象として、所有者のいない猫対策の取り組み事例勉強会をH27年8月に開催。
2 譲渡数を増やすための取組
(1)アミティエとの連携による譲渡の推進
(2)登録譲渡団体と連携した譲渡を促進
これまでの取組に対する評価
○犬
犬の収容・引取り数は順調に減少しており、動物愛護推進計画の中間目標であるH30年度目標値をすでに達成。
室内飼いが増えていること、飼い主の適正飼養意識が広がっていることから、減少していると考えられる。
○猫
飼い主のいない猫の拾得者等からの引取り依頼はほぼ変化なく、全収容数に占める割合も増加。室内飼養や終生飼養等の飼い主責任は普及しつつあるが、繁殖力が強いため、飼いきれない子猫が生まれているとともに、野良猫への餌やりに対する苦情数は増加。殺処分数の減少には繁殖の管理が必要不可欠。