1 事業概要
平成28年10月21日に発生した鳥取県中部地震での風評被害による観光入込客の減少対策として、個人旅行客向けに鳥取県旅館ホテル生活衛生同業組合が実施する大手宿泊予約サイトを活用した「山陰大周遊キャンペーン」の取組みを支援し、10月補正予算(専決分)と連動して、年度当初から切れ目のない積極的な情報発信に取り組む。
2 事業内容
◎県旅館ホテル生活衛生同業組合が行う取組を支援
事業費:6,500千円
区分 | 内容 |
事業期間 | 平成29年3月下旬〜5月中旬 |
事業主体 | 鳥取県旅館ホテル生活衛生同業組合 |
補助対象経費
| ・個人向け大手宿泊予約サイトを活用して「鳥取県特集ページ」および「バナー」を展開し、個人向け旅行者誘致のための宿泊および観光情報を発信。
組合員(旅館・ホテル)は、大手宿泊サイト向けの特別プラン等※を設定
※宿泊施設は独自に特別料理プラン、ウェルカムドリンクプランなどを設定 |
事業費
(内訳) | 6,500千円(定額)
・大手宿泊サイト(3社)を活用した情報発信
6,000千円
・特典に係る経費、事務費 500千円 |
<平成29年度当初予算に向けて調整中>
3月末〜5月に引き続き、年間を通したWEBキャンペーン展開を検討中。
- 7月中旬〜8月下旬 夏休み特集
- 9月中旬〜11月下旬 秋の旅行シーズン対策
- 12月下旬〜2月下旬 冬季閑散期対策
3 債務負担行為を設定する理由
鳥取県中部地震での風評被害による観光入込客の減少対策として、年度当初からのキャンペーンを図る必要があり、前年度からの事業着手が必要であるため。
<スケジュール>
4 事業の背景
(1)現状
- 平成25年3月に「鳥取自動車道」「松江自動車道」が全線開通し、関西、中京、中四国から山陰へのアクセスが格段に向上し、「山陰大周遊」とのテーマで、本県への観光誘客を進めているところ。
- しかし、出雲大社平成の大遷宮(H25)の反動や観光バス料金の高騰の影響により、観光入込客数が落ち込みを見せているところ。
- また、平成28年10月21日発生した鳥取県中部地震により、風評被害による旅館や観光ツアーのキャンセル等が相次いでいる状況であり、これに対応するために元気な鳥取県を発信するための補正予算を専決したところ。
(2)今後の見込み、取り組み
- 県外からの旅行客は団体旅行から個人旅行へ移行しており、大手宿泊予約サイトを活用した誘客キャンペーンに取り組むことにより、観光入込客の増加を図る。