1 事業内容
新卒看護師の訪問看護師育成及びそのために必要なプログラムの作成を行う公益社団法人鳥取県看護協会訪問看護ステーションに支援することで、県内における訪問看護師育成の取り組みを促進する。
【事業主体】公益社団法人鳥取県看護協会
【所要額】補助金 3,393千円
【財源内訳】
・単県:育成プログラム作成費用(993千円)
・医療介護基金(介護分):新卒訪問看護師人件費
(2,400千円)
【補助対象経費】新卒看護師を訪問看護師に育成する
ために必要な経費及び育成に必要なプログラムを作成するために要する経費
2 補正予算要求理由
・これまで本県は在宅医療の推進及び訪問看護の充実を目指し、訪問看護師の育成に取り組んできたが、現場の不足感は一向に解消されていない。
・鳥取県看護協会訪問看護ステーションとこうした現状について協議する中、病院勤務看護師や潜在看護師の訪問看護師に育成する研修や、訪問看護管理者への研修はあってもこれまで新卒看護師を訪問看護師に育成する研修プログラムがなく、県としてこうしたメニューを早急に準備し、県内で広く訪問看護師を育成出来る体制を構築することが必要と認識した。
・以上により、鳥取県看護協会訪問看護ステーションが雇用した新卒看護師を対象に、モデル的な新卒訪問看護師育成プログラムの作成を支援し、その成果物を広く県内のステーションに周知・活用を図ることで、新卒訪問看護師の育成及び確保を目指すために補正予算要求を行う。
3 目的・背景
・訪問看護においては適時の判断や臨機応変な対応が求められる場合が多く、これまでは、急性期病院等の勤務で一定程度の看護技術を習得した看護師が、訪問看護師として再就業する場合が多かった。
・しかし、近年、不足する訪問看護師の確保のため、看護師免許を取得したばかりの新人看護師を訪問看護師に育成する動きが全国的に始まっている。
・本県でも今春、初めて鳥取県看護協会訪問看護ステーションが新卒看護師を雇用し、1年かけて訪問看護師として育成する体制を整えつつあるところ。
・県はこの動きに着目し、県看護協会訪問看護ステーションが新卒看護師を訪問看護師として育成し、かつその過程において育成プログラムを作成することに支援し、今後県内の訪問看護ステーションにおいて新卒者の訪問看護師育成のために活用いただくことを目指す。