事業名:
田んぼの汎用化による園芸産地拡大支援モデル事業
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農林水産部 農地・水保全課 農村整備室
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
28年度当初予算要求額 |
10,000千円 |
7,798千円 |
17,798千円 |
1.0人 |
0.0人 |
0.0人 |
27年度6月補正後予算額 |
0千円 |
0千円 |
0千円 |
0.0人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:10,000千円 (前年度予算額 0千円) 財源:単県:1/2又は市町村と同額
事業内容
事業の目的
「元気な農業」を目指し、本県農業の羅針盤として本年3月に定めた農業活力増進プランを実行するためには、多様な担い手や農業者が活躍できる環境整備や将来に亘って営農できる基盤整備が必要不可欠である。
今後、稲作を主とする生産構造の転換を図り高品質で収益性の高い園芸品目の導入を促進することで、稲作農家の経営多角化を図り、農家所得の向上を目指すことが必要である。
事業の内容
園芸作物の生産には、排水性の良い農地が必要となるが、基盤整備後、数十年が経過し、暗渠排水の機能低下を起こしている水田が多いため、個々の水田に適した簡易な整備手法による排水対策をモデル的に実施する。
(1)排水機能向上対策
| 補助暗渠 | 既存の暗渠管だけでは、ほ場面の十分な排水効果が得られない場合、暗渠管に排水を導くための縦孔や溝(亀裂)を設置し排水効果の向上を図る |
| 耕盤の破砕 | 水稲の作付けに伴い、耕作土の下に形成された不透水層を破砕することで、地下浸透による排水効果の向上を図る |
| ほ場の均平 | 田面の凹凸により、ほ場の中央や用水路側の田面が排水路側よりも低くなっている場合には、ほ場均平(勾配設置)により排水路側へ傾斜をつけ排水効果の向上を図る |
| 額縁明渠 | 隣接するほ場や用水路等からの湧水を、ほ場周辺に設置した額縁明渠(溝)により排水路へ排除する。 |
(2)既存暗渠対策
| 本暗渠の改良 | 維持管理が容易にできるよう、既存暗渠の上流部に立上管を追加したり、末端水位調整が出来る水甲を設置 |
| 暗渠管の洗浄 | 暗渠管内に付着した水アカ(水酸化鉄)の除去による排水機能の回復 |
事業期間 | H27〜29まで |
事業主体 | 市町村、農業協同組合、農地中間管理機構等 |
補助上限 | 単位当たり単価で補助上限を設定 |
補助率 | (既存の基盤整備事業と同様の考え方)
・地元負担20%以下の場合…県1/2
・地元負担20%を超える場合…市町村と同率
ただし、耕作者が事業対象農地の市町村とは異なる市町村に居住する場合に限り、県1/2、市町村負担は任意とする。 |
補助対象 | 次の条件をすべて満たすこと。
・区画整理済み水田で、対策後5年以内に園芸作物を作付けすること
・5戸以上または1ha以上の地区とする
※作物の変更や連作障害を回避するための一時転換は可。対策は、同一ほ場で1回限り。 |
事業費
(県費) | 20,000千円(10,000千円) |
農家の声
活力増進プランの策定と同時に、プラン推進に向け担い手農家と意見交換をH27年4月に実施し、稲作依存からの脱却によるリスク分散が必要であるとの認識となった。
○米価の上昇が見込めない中、今後は高収益で集約型作物(アスパラ、白ネギ等)の作付面積の拡大を図るとともに、地域の雇用を確保していきたい。
○畑地転換には、水稲作により形成された不透水層を破砕することが必要。
○暗渠排水は経年経過により排水性が落ちる場合があり、補助暗渠(簡易暗渠)等の対策が必要。
○整備済み暗渠排水は、維持管理が容易に出来ない構造上の課題があり、(起点側に)立ち上がり管を設置することにより、管理が容易となるような工夫が必要。
○用水路は田面より高い位置を水が流れるため、原因不明の漏水により湿害を受ける場合もある。畑地化を行う場合には額縁明渠等の排水対策が必要。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
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要求額 |
10,000 |
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10,000 |