1 目的
今現在、社会構造の変化(核家族化、地域のつながりの希薄化等)や若年層の考え方の変化によって、子育て世帯の孤立化や未婚晩婚化の進行等が生じ、少子化に拍車をかけている状態であることから、少子化対策の現代基礎知識を身につけて、自分の孫育てに役立つ知識を身につけるとともに、地域で結婚・妊娠・出産・子育ての支援に取り組むシニア世代を養成する。
また、前年度に養成した孫育てマイスターのフォローアップを行うことで、地域で結婚から子育てまで切れ目のない支援が実施される地域社会の構築を図る。
2 事業内容
祖父母世代 (概ね50歳以上の方)を対象に、以下の内容のシニア向け講座を実施することで、今と昔の子育ての違いを認識し、今の若者や保護者が求めている支援を学ぶ。
【講座内容】
《認定講座》
各分野の講座を受講し、検定で合格点に達した方に、“孫育てマイスター”としての称号を授与する。
(結婚)男女における恋愛・結婚観に関すること
(妊娠・出産)妊娠・出産(産前産後のケア含む)に関すること
(子育て)地域での子育て支援、保護者への支援に関すること
(制度)結婚・妊娠・出産・子育ての制度に関すること
《フォローアップ講座》
認定を受けた“孫育てマイスター(仮称)”に対し、各分野の最新情報の提供、活動状況の共有等のフォローアップを行う。
【実施回数】
《認定講座》4講座×6回
《フォローアップ講座》1講座×3回
※いずれの講座も県内3圏域で実施する。
3 所要額
【要求額】 4,957千円
【内訳】
・孫育て講座の委託 … 4,921千円
報償費(583千円)、旅費(1530千円)、需用費(853千円)
役務費(324千円)、使用料(203千円)
人件費(1,428千円)
・プロポーザル審査会開催経費 … 36千円