1.概要
査定コメントとして、参加対象者が限定的であり効果が低いと考えられるとの指摘があったため、実施の手法を再整理したうえで調整要求を行うもの。
2.一般要求査定結果
レストランでのロシア料理フェア
(理由)参加対象者が限定的であり効果が低いと考えられるため
(要求額)3,647千円→ゼロ(△3,647千円)
(理由)前回(5年前)の周年事業は枠内標準事務費で対応しているため
(要求額)4,542千円→ゼロ(△4,542千円)
3.実施内容の見直し点
幅広い県民層の方に参加いただけるよう、年齢階層に応じて、県内開催事業全体を組みなおした。
- 「沿海地方給食の日」、「沿海地方料理コンテスト」は当日のイベント実施だけでなく、事前に沿海地方や食文化について学習する機会を設定するなど、一連の取組みとして効果を高め、メディア掲載価値の高い内容とする。
- 県内開催記念式典については、訪問団受入に係る経費を精査したうえで、前回周年時と同規模で開催するために最低限必要な経費を調整要求する。
【背景・問題認識】
沿海地方との交流を開始し25周年にあたるが、沿海地方との交流について知らない県民の方も多い。
【課題へのアプローチ】
→幅広い世代に対し訴求力のある「食」を切り口とすることでより多くの県民の方に興味を持っていただく。
→メディア掲載価値やを高め、当日参加者だけでない幅広い層の県民の方に交流25周年について知っていただく。
4.調整要求内容
鳥取県開催事業 5,099千円 (査定結果1,400千円)
「食から深める鳥取県・沿海地方友好交流25周年」の実施
これまで沿海地方との交流への接点がなかった県民層の方にも広く友好交流25周年について知っていただくため、幅広い方に訴求力のある「食」をテーマとし、一連の記念事業を県内各地で開催する。また、これまでの交流を振り返り、二地域間の交流の深化のきっかけとするための記念式典を鳥取県において開催する。
・「食のみやこ鳥取フェスタ」タイアップ事業(計上済み)
(幅広い年代の県民層が対象)
「食のみやこ鳥取フェスタ」会場にて沿海地方と食文化を紹介するブースを出展。
・「沿海地方給食の日」の実施(新規)
(園児〜中学生が対象)
「沿海地方給食の日」と題し、給食でロシア料理献立を提供するとともに、ロシア沿海地方の食文化について学習。
・「沿海地方料理コンテスト」の開催(手法見直し)
(高校生〜大学生が対象)
沿海地方・料理文化についての出前講座を実施した上で、高校生・大学生を対象に料理コンテストを開催。
・友好交流25周年記念式典の開催(手法見直し)
(対象は主にこれまで交流に携わった方や行政代表)
5.調整要求理由
今年度に25周年記念事業のプレイベントとして開催予定の「レストランフェアinウラジオストク」にはロシア側の注目度も高く、また県内企業20社以上に参画いただくことになっており、「食」を切り口とした当地との交流機運が高まっている。この機を捉えて周年事業に繋げる必要がある。
- 「国際交流活動支援事業」として、県民の方の異文化理解活動に国際交流員の派遣を行っているが、特定のテーマに関する依頼の中では「食・料理」に関するものが最も多い(全体の約3割)。「食」は多くの方を引き付けるテーマであり、25周年記念事業のテーマに設定することが必要。
- 現在の査定結果は前回周年時予算と比較し大幅減(△3,823千円)となっているが、25周年にふさわしい記念事業を実施するための予算が必要。