鳥取県の地方創生総合戦略において、輝く女性の躍進を支え、高齢者がいつまでもいきいきと活躍できる場づくりを進めるほか、障がい者の文化芸術活動、スポーツ活動の振興などにも取り組むなどして、鳥取の宝である人、一人ひとりを大切にし、元気を引き出す鳥取県を創っていくとあるなか、県内のバリアフリー観光に関する現状を見ると、バリアフリーツアーに関する情報の不足など、魅力的なバリアフリー観光ルート、旅行商品の充実や当該情報の充実といった課題がある。
【参考】国等の動き
■観光立国実現に向けたアクションプログラム2015(概要・抜粋)
「オリンピック・パラリンピック開催を契機としたバリアフリー化の加速」として、交通拠点や観光施設等のバリアフリー化、ユニバーサルツーリズムに適合する旅行商品の企画・提案を後押しし、高齢や障がい等で旅行に何らかのバリアを抱えている層に対し、「旅する喜び」を届けていく。
■鳥取県地方創生総合戦略(概要・抜粋)
「女性、高齢者、障がい者など多様な主体が輝く地域づくり」として、観光施設等のバリアフリー化(ソフト、ハード)を進めるとともに、障がいのある方も楽しく観光いただけるルート設定や情報発信に努める等、おもてなしの態勢を整えます。
<重要業績評価指標(KPI)>
バリアフリー観光ルートの設定:3ルート(H26)⇒10ルート(H31)
(1)魅力的なツアーコースの造成・販売事業 2,930千円
○バリアフリー調査によるモデルコースの設定 770千円
・現地視察 日当@10,170円×3名×4日×3地域=366,120円
(障がい者、介助者、調査者の3名体制で実施)
・企画検討 日当@10,170円×5名×3日(3地域)=152,550円
(現地視察3名、事務局2名体制で実施)
・福祉タクシー@5,040円/時×6時間/日×2日間×3地域
=181,440円
・企画調整経費 70千円
※シニア向けのコース設定のため、高齢者団体等との意見交換を実施する。
※併せて、高齢者にも魅力あるコース(例:神社仏閣・城、ウォーキング、グルメなどを取り入れたコース)とするため、専門家(シニア向け商品を多く催行する旅行社の造成担当など)の意見も取り入れる。
○旅行会社による企画募集ツアーの造成・販売
2,160千円
在京旅行会社に働きかけを行い、企画募集ツアーの造成・販売を行ってもらう。
※それぞれ2つ程度のツアーを造成・販売(モニターツアー的な実施も視野)を目標
(障がい者向けツアー)
180千円×2名(1社当たり)×3社=1,080千円
(シニア向けツアー)
180千円×2名(1社当たり)×3社=1,080千円
(2)ユニバーサル観光地「とっとり」の発信事業
2,000千円
○バリアフリー商品造成旅行社とタイアップした情報発信
2,000千円
(障がい者向けツアー)
500千円×2社=1,000千円
(シニア向けツアー)
500千円×2社=1,000千円
参考:障がい福祉課要求内容(2,130千円)
(1)受入環境整備事業 790千円
○バリアフリー接遇研修の実施 150千円
障がいのある方を受け入れる際に注意すべきこと、応対の方法等について、観光関係者(ホテル旅館・交通事業者等)に対し、障がい当事者を招いて実践的な研修を実施する
講師謝礼+交通費+会場使用料等 @50,000円×3地域
=150,000円
○バリアフリー観光先進地等の視察 640千円
バリアフリー先進地(伊勢市等)の視察
@50,000円(交通費、宿泊費等)×8名=400,000円
視察経費 40,000
日本バリアフリー観光推進機構全国大会の視察
@100,000円(交通費、宿泊費等)×2名=200,000円
(H28全国大会は福島県にて開催予定)
(2)ユニバーサル観光地「とっとり」の発信事業1,200千円
○バリアフリー観光情報の発信 1,200千円
・情報誌の制作(1回/年) 700千円
・ホームページの制作 500千円
※取材、編集経費含む
(3)企画調整経費 140千円