(1)鳥取県女性活躍推進計画に定める「女性が安心して働き続けられる環境整備」の実現
○「女性活躍推進法」では、地方公共団体において「女性活躍推進計画」を定めるよう努めることとされている。
○本県では、女性活躍のトップランナー県を目指し、平成28年4月に「鳥取県女性活躍推進計画」を策定したところであり、同計画の実現に向けた取組を推進する必要がある。
⇒女性が安心して働き続けられる環境整備を進めるため、雇用の面での女性の活躍を支援する取組(女性の就業継続、正規雇用促進、雇用のミスマッチ解消)の充実が必要。
<鳥取県女性活躍推進計画に定める雇用関係の取組>
○女性の参画が少ない分野の就業促進(雇用のミスマッチ解消)
○非正規から正規雇用への転換による正規雇用の拡大
(2)「ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざ」における女性の就業支援機能の強化
○女性、中高年者、高齢者の就業と中小企業の人材確保を一体的に支援するため、平成28年度から「レディーズ仕事ぷらざ」と「ミドル・シニア仕事ぷらざ」を一元化
○企業支援と高齢者就労支援のコーディネーターを新たに配置し、人材確保の支援、高齢者向け求人開拓やセミナー開催、産休育休代替職員の登録・紹介、育休取得アドバイザー派遣の取組を実施
⇒女性についてもコーディネーター的役割を担う職員を配置し、正規雇用促進や雇用のミスマッチ解消に向けた企業との調整、セミナー等の開催、産休育休代替職員の登録・紹介や育休取得アドバイザー制度の普及に向けた取組強化が必要。
<就業支援機関関係者からの意見>
○女性の場合、家庭事情に配慮した家族や企業との調整が重要。
○事務職の希望が多いなど選択肢が狭い。実際の企業の現場を知ってもらい、選択肢を広げる取組が必要。
(3)「ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざ米子」における通風環境の整備
○「ミドル・シニア」と「レディーズ」の一元化に当たり、事務所スペースを確保するため、「よなご若者仕事ぷらざセミナールーム」との入替を実施。
○当該スペースは県で間仕切壁を設置したものだが、室内にエアコン吹出口がなく、周りと壁で区切られていることから室内の温度が高く、以前より利用者や職員から改善を求める意見が出ている。
⇒室内の風通しを良くするための修繕等が必要。
(1)女性就労支援コーディネーターの設置
女性の正規雇用への転換や雇用のミスマッチ解消、女性の働きやすい環境整備、育児休業制度の普及啓発等の取組を充実させるため、女性就労支援コーディネーター2名を配置する。(東部と中西部担当を各1名配置)
<主な業務内容>
1.女性の就業継続、正規雇用への転換、雇用のミスマッチ解消、働きやすい職場環境整備に向けた企業への働きかけ
○短時間正社員制度、正規雇用転換助成金、イクボス制度、輝く女性活躍パワーアップ企業制度、各種助成金制度等の紹介
○女性の雇用や活躍、子育て支援などに積極的に取り組む企業情報の収集
○女性の就業を可能とする労働条件の調整(シニアとのワークシェアリング)
○企業訪問等による就職後の定着支援に向けたフォローアップ
2.育児休業制度の普及に関する企業への働きかけ
○育休取得アドバイザー派遣や産休育休代替職員登録制度のPR
3.女性の就業支援に関するセミナー等の開催
○女性を対象とした企業見学会、再就職を支援するセミナー
4.育休取得アドバイザーの派遣
○申込受付、アドバイザー及び派遣先事業所との調整
5.女性就業支援職場体験講習に関する事務
○受講者及び講習先事業所との調整
(2)女性のための企業見学会の開催
正規雇用促進や雇用のミスマッチ解消に向けて、人材が不足している業種への誘導を図るため、女性求職者が就労の具体的なイメージを深めるための企業見学会を開催する。
<事業の概要>
○実施回数:計9回(3回×3地区)
○内容:女性求職者を介護、建設、飲食、卸小売、サービス業などの人材が不足している業界の事業所に案内し、業務内容の見学や企業側担当者との意見交換を行って、働くイメージを深めることにより、人材不足業種への就職につなげる。
(3)「ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざ米子」における通風環境の整備
「ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざ米子」の事務所内の風通しを良くするため、仕切壁パネルの変更等を行う。
(1)「ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざ」業務運営委託料:7,815千円
○女性就労支援コーディネーターの設置〔6,976千円〕
○正規雇用促進や雇用のミスマッチ解消に向けた企業見学会の開催〔839千円〕
(2)「ミドル・シニア・レディーズ仕事ぷらざ米子」事務室通風環境整備委託料:500千円
○通風環境の整備(仕切壁パネルの変更等)