1 事業の概要
県立特別支援学校に通学する児童生徒の通学の安全確保及び保護者の負担軽減を図るため、通学バスを委託運行する。
2 特別支援学校における通学支援の要件
通学バスの要件
| 1 通学バス乗車時間は最大で1時間 |
| 2 | 小学部児童は乗車対象 |
| 3 | 中学部、高等部の生徒は各校の通学支援検討委員会等での意見を踏まえ、自力通学が困難である場合に乗車対象 |
| 4 | 乗車中、医療的ケアを必要としない場合は乗車官房 |
| 5 | 概ねバス1台につき10名以上 |
<参考>
通学支援職員設置事業【別途 児童生徒支援事業で要求】
通学バス以外の場合で、次のいずれにも該当する者がある場合
1 介助者があれば、公共交通機関を利用して通学できること。
2 通学時に医療的ケアが不要であること。 |
市町村等が行う児童生徒通学支援に対する交付金【別途 児童生徒支援事業で要求】
| 通学バス、通学支援職員設置事業以外の場合で、次のいずれにも該当する者が複数ある場合 |
| 1 | 介助があっても公共交通機関を利用した通学ができないこと。 |
| 2 | 通学距離が概ね10Km以上であること。 |
| 3 | 市町村、社会福祉法人等が通学支援を行っていること。
※1路線のみ実施し、1名を支援する場合も対象とする。
※医療的ケアが必要なために通学バスに乗車できない児童生徒を支援する場合も対象とする。 |
3 通学バスの運行状況及び過去の経緯
○通学上のトラブルの発生や保護者からの強い要望に応え、平成9年度から米子養護学校、平成10年度から白兎、倉吉、皆生養護学校、平成18年度から鳥取養護学校で通学バスの運行を開始した。
○事業開始当初は各校1路線としていたが、養護学校児童生徒の増加や保護者の働く時間の確保などを背景に、保護者から通学バスの運行の拡大について強い要望があり増便してきた。
4 委託内容
県立特別支援学校の児童生徒の乗車中の安全の確保や、保護者の通学に対する負担を軽減するため、通学バスの運行管理業務を民間に委託する。
(1)委託料 186,770千円(191,488千円)
○鳥取養護学校(車輌を除く)
コース名 | 区間 | 1便あたり
の単価 | 所要額
【410便】 |
郡家コース | 郡家〜学校 | 13,096円 | 16,109千円 |
白兎コース | 白兎〜学校 | 13,096円 |
岩倉コース | 岩倉〜学校 | 13,096円 |
○白兎養護学校
コース名 | 区間 | 1便あたり
の単価 | 所要額
【410便】 |
東コース | 国府〜学校 | 24,551円 | 10,066千円 |
西コース | 青谷〜学校 | 16,200円 | 6,642千円 |
南コース | 若葉台〜学校 | 27,467円 | 11,262千円 |
北コース | 岩美〜学校 | 29,217円 | 11,979千円 |
市内コース | 吉成〜学校 | 23,385円 | 9,588千円 |
計 |  |  | 49,537千円 |
○倉吉養護学校
コース名 | 区間 | 1便あたり
の単価 | 所要額
【410便】 |
琴浦コース | 赤碕〜学校 | 27,216円 | 11,159千円 |
三朝コース | 三朝〜学校 | 25,839円 | 10,594千円 |
学園コース | 皆成学園〜学校 | 21,384円 | 8,768千円 |
北栄コース | 北条〜学校 | 21,870円 | 8,967千円 |
湯梨浜コース | 泊〜学校 | 31,525円 | 12,926千円 |
計 |  |  | 52,414千円 |
○米子養護学校
コース名 | 区間 | 1便あたり
の単価 | 所要額
【418便】 |
境港コース | 境港〜学校 | 39,960円 | 16,704千円 |
彦名コース | 彦名〜学校 | 31,320円 | 13,092千円 |
中山コース | 中山〜学校 | 34,020円 | 14,221千円 |
両三柳コース | 両三柳〜学校 | 36,720円 | 15,349千円 |
計 |  |  | 59,366千円 |
○皆生養護学校(車輌を除く)
コース名 | 区間 | 所要額
【412便】 |
西伯コース | 西伯〜学校 | 4,672千円 |
境港コース | 境港〜学校 | 4,672千円 |
計 |  | 9,344千円 |
*皆生養護学校の通学バスについては、別途リース契約済。
(H27年度〜H28年度:2年間):(平成26年11月補正)
(2)公課費(鳥養) 62千円(62千円)
(3)役務費(鳥養) 47千円(47千円)
(4)使用料及び賃借料(皆生) 1,884千円(1,884千円)
月額78,500円×12ヶ月×2台=1,884千円
(H27年度〜H31年度:5年間):(平成26年11月補正)
(5)需用費(鳥養) 1,645千円(1,176千円)
※( )内は前年度予算額
5 貸切バスの新たな運賃・料金制度
国土交通省で平成24年4月に発生した高速ツアーバス事故等を踏まえて、貸切バスの運賃・料金制度の抜本的な改善を図るため、安全なコストが運賃・料金に反映された合理的でわかりやすい時間・キロ併用運賃制度を平成26年4月1日から実施されているところ。貸切バス事業者は運輸局が公示した運賃の上限額と下限額の幅の中で運賃を決定することになった。
6 スケジュール等