現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成28年度予算 の 地域振興部のアートピアとっとり推進事業(工芸・アート村事業)
平成28年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:計画調査費
事業名:

アートピアとっとり推進事業(工芸・アート村事業)

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地域振興部 文化政策課 文化芸術担当  

電話番号:0857-26-7134  E-mail:bunsei@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
28年度当初予算要求額 5,500千円 4,679千円 10,179千円 0.6人 0.0人 0.0人
27年度6月補正後予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:5,500千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の目的

国内外のアーティスト等が移り住み、鳥取の豊かな自然の中で創作活動を行う「アートピアとっとり」を創造することを目的に、複数の作家・アーティストが居住し、活気ある創作活動が行われることで新たな人と物の流れを生み出す「工芸・アート村」の創出を促進する。

2 事業の内容

アートピアとっとりの創造を目指す各地域の取り組みや、その地域に移住しようとする作家・アーティスト等に対する活動経費等の助成を行う。

    【対象地域(1)】    鳥取県西伯郡大山町
     (1) 団体       NPO法人等(大山エリア)
    (2) 事業内容    
     [文化・地域振興]
      ・大山地区を「大山アート村」(仮称)としていくための魅力を発掘発信する活動に対する助成。
     [移住定住]
      ・大山エリアを中心に、国内外から作家・アーティストがAIRを通じて鳥取県内に移住定住していくための事業に対する助成。 
    【対象地域(2)】    鳥取市河原町西郷地区
     (1) 団体       いなば西郷むらづくり協議会等
    (2) 事業内容
     [文化・地域振興]
      ・西郷地区を「工藝の郷」としていくための魅力を発掘・発信する活動に対する助成。(とっとり暮らし支援課と連携)
      とっとり暮らし支援課要求に含む
     [移住定住]
      ・西郷地区に、より多くの作家・アーティストが移住定住するためのモデル事業として、県外から若手陶芸家を招聘(移住定住)する事業に対する助成。(とっとり暮らし支援課と連携)
      ※とっとり暮らし支援課要求に含む
    【対象地域(3)】   鳥取市鹿野町 
     (1) 団体      NPO法人等
    (2) 事業内容
     [文化・地域振興]
      ・鳥取市鹿野町を中心に、国内外からアーティスト等を招聘、地元でのAIR(アーティストインレジデンス)を行っている「鳥の劇場」を中心に、鳥取県の地域発国際発信事業を行う活動に対する助成を行うことにより、今後、「国際アート村」を中心とした取り組みに対する活動支援。
      ・平成28年度は、「BeSeTo演劇祭2016」を日本国内で鳥取県内を主会場として開催予定。上記演劇祭に対する助成を行う。※別途文化政策課予算要求中

3 事業の背景・現状

本県では、「鳥取元気プロジェクトチャレンジ70」において、「アートピアとっとり」の取り組みのもと、「工芸アート村」等の推進で「まちを元気に」することを掲げている。 また、「地方創生総合戦略」においても、「工芸アート村」等の推進により、アートを活かした地域の活性化を図る方向で施策の検討を進めている。
 このため、アートを活用して戦略的に地域振興を図ろうとする地域団体や市町村、移住定住を目指す工芸作家・アーティスト等とともに、「アートピアとっとり」の取り組みを促進しているところ。
    ・県外等から鳥取県に来て、地域に滞在しながら芸術制作を行うアーティストと地域とのコラボレーション(AIR)を進めてきているところであるが、それらの活動を更に磨き上げ、より多くのアーティストや地域住民が関わっていく「藝住」(藝術とともに住まう)の取り組みを推進。こうした藝住を柱とした取り組みを通し、アートを契機とした人が集い行き交い、そして住まう理想の地域(=アートピア)を県内に創造していく機運の向上を県内各所で始めているところ。
    ・その中でも、地元、県外アーティストが既に居住し、作家活動を行っている地域に、今後更に県外アーティストを呼び込み、その地域を「工芸アート村」等として、魅力を発信していけるポテンシャルの高い地域の活動として捉え、財政支援等していくことで、アートピアとっとり」の促進を図る。
(1)大山アート村(仮称)
 大山エリアには、現在、多くのものづくりを行うアーティストや施設が集積。
 今後、築き会等を中心に、大山エリアに散在しているアーティストの情報等を集積し、大山町を中心とした「大山アート村」(仮称)として打ち出していくことで、大山エリアの更なる魅力アップに繋げていく。
(2)西郷工芸アート村
     鳥取市河原町西郷地区には、現在、陶芸の3窯元がある。西郷地区は、地元を「工藝の郷」としてむらづくり計画の一環として進めていくことを検討中。
     また、県外からのIJUターン者の受け入れにも従来から積極的な地域であり、既にガラス工芸作家が移住定住し、県外での個展開催や生業化がなされている。
     今後は、西郷地区により多くの工芸作家などを県外から招致し、西郷地区を「工藝の郷」とすることを目指す。

(3)鹿野アート村(仮称)
     平成20年度「第1回鳥の演劇祭」を皮切りに、来年度で第9回目を迎える「鳥の演劇祭」に加え、第23回BeSeTo演劇祭(3年に1回日本開催)を鳥取県を主会場として開催。

4 事業費区分

(1)大山アート村(仮称)    要求額 5,500千円 ※補助金
(単位:千円)
内容
時期
県事業費
内訳
○大山周辺エリアを「アート村」として県内外に広くPRするための活動経費助成。
(アーティストインレジデンス・県外での情報発信 等)
 H28年度
 (年間) 
5,500


  単県


小計
5,500
    (2)西郷・大山工芸アート村全体
     【参考】とっとり暮らし支援課要求
      ○とっとり暮らし支援課要求額 9,440千円 ※補助金 
                                   (単位:千円)
    内容
    時期
    県事業費
    内訳
    (1)アーティスト等、生業を興す・有する人材を呼び込む地域の取組を支援。
    ・空き家を活用した住居兼作業場の確認等生業の場づくりの支援。

    ・研修等支援。



    (2)【移住定住推進交付金の既存メニューで支援】
    ・受入地域組織・団体創出事業

     ○西郷地区を「工藝の郷」として
     県内外に広くPRするための活動
     経費助成。
     「工藝の郷」PR事業の実施

    ※西郷地区お試し住宅の整備などについては、既存の移住定住推進交付金の枠内で対応予定。 
    H28年度
    (年間)
    4,000×2
     ・鳥取市
     ・大山町等
          
     
       720×2
     ・鳥取市
     ・大山町等
          
      
      
    【別途:4,000】
     ・鳥取市  
     

      
     単県
    (市町村へ の1/2) 

     

      同上







    小計
    9,440
    (3)鹿野アート村(仮称) 
      第23回BeSeTo演劇祭(鳥の劇場他)別途予算要求中

5 今後の展開案(将来像含む)

(1)大山アート村(仮称)
 ステップ1【大山アート村(仮称)PR】
    ・国内外のアーティストを招聘し、幅広い年代の方を対象とした事業を実施している地元団体の活動は、大山町内のみならず、周辺エリアの各団体やアーティスト等と連携して広域的に実施されている。既存のネットワークを活かしつつ、更に新しいネットワークを構築していくため、県外・国外情報発信事業やイベントを開催し、「大山エリア」を「大山アート村」(仮称)としてPRしていく。
 ステップ2【地域振興・移住定住の促進移住定住の促進】
    ・大山町を中心に、ものづくりや文化芸術のアーティスト等の情報を収集・整理し「大山アート村」(仮称)の基盤整備を図る。
    ・「大山アート村」(仮称)として広域的に活動していくための、アーティストのための活動の場」の整備を検討等。

(2)西郷工芸アート村
 ステップ1【地域振興】
    ・地域おこし協力隊の導入など、西郷地区の若手人材補強。
    ・地域振興、移住定住を促進していく上で有効な施策の整備。(例)お試し住宅の整備、空き家住宅の整備等
 ステップ2【移住定住の促進】
    ・陶芸家等県外からの移住定住作家、アーティスト等に対する移住定住促進の提案&誘致。
    ・県外から馴染みのない地域に来て生業化していくことの不安解消等、西郷地区で工芸作家として暮らしていける環境整備等に対するモデル支援。
 ステップ3【工藝の郷のPR】
    ・より多くの工芸作家、アーティスト等に移住定住できる環境や鳥取県での暮らしの積極的PRなど、「人間国宝が暮らす〜鳥取市河原町西郷地区〜」PRの強化を行い、鳥取県内だからこそ可能な豊かな「アートピアとっとり」PRを行っていくことで、更なる移住定住に繋げていく。

 (3)鹿野アート村(仮称)
    ・日本開催で初の地方をメイン会場として開催される「第23回BeSeTo演劇祭」の成功を機に、次回平成31年度(2019年)に開催予定の「第26回BeSeTo演劇祭」の誘致を図る。
    ・今後、東京オリンピック開催(2020年)を視野に入れ、国際的文化芸術事業を地方で開催していくことは必須と想定。鳥取県が国内外に誇れる「演劇の聖地」として、「鳥の劇場」の活動を今後も重点的に支援していくと共に、関係市町村や団体と連携し、プレ事業等の開催提案も検討していく予定。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

アートを活用して戦略的に地域振興を図ろうとする地域団体や市町村、移住定住を目指す工芸作家・アーティスト等とともに、「アートピアとっとり」の取り組みを促進

これまでの取組に対する評価

取り組みに参画する新規団体の増加や継続団体のより積極的な取り組みなど、国内外のアーティストの鳥取県内での滞在制作を通した地域振興について一定の成果が出ている一方、移住定住に繋がるケースについては少ない状況であり、今後、移住定住を最終目標としたアーティストインレジデンスを促進していくことが重要。

工程表との関連

関連する政策内容

アーティストリゾートの推進

関連する政策目標

アーティストリゾートの全県的な取組推進のため、アートを活かしたまちづくり、アーティストに魅力的な地域づくりを進め、文化芸術を媒介とした全国に誇れる地域活性化のモデルを創成する。





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 5,500 0 0 0 0 0 0 0 5,500