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平成28年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:民生費 項:社会福祉費 目:老人福祉費
事業名:

ご当地体操で「目指せ!体力年齢の若返り」事業

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福祉保健部 長寿社会課 地域包括ケア推進支援担当  

電話番号:0857-26-7176  E-mail:choujyushakai@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
28年度当初予算要求額 1,229千円 1,560千円 2,789千円 0.2人 0.0人 0.0人
27年度6月補正後予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:1,229千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業概要

 生活習慣病予防や介護予防の普及啓発のために市町村が考案したご当地体操を活用し、住民主体の通いの場で、後期高齢者や要支援者の方も一緒になってできる介護予防体操の取組を進めるため、「とっとりご当地体操交流大会(仮称)」を開催する。
実施主体 県
実施方法 大会開催を委託(鳥取大学を想定)
事業費 1,229千円
 ・委託料:1,087千円 ・標準事務費:142千円
財源 単県

    2 事業内容

    (1)「とっとりご当地体操交流大会(仮称)」の開催


    ○時期:夏頃
    ○会場:中部地区
    ○対象者:一般県民
    ○協力:市町村、地域包括支援センター等
    ○実施イメージ:

    ご当地体操交流大会
    〜いきいき長寿のススメ〜 あなたの体力年齢は何歳?
     高齢期の体操の重要性やポイントを知っていただくとともに、自分の体力・筋力の現状を認識していただき、体操を始める動機付け。
    ・講演 高齢期の体操の効果、心構えや注意点、ご当地体操DVDの活用方法等
    ・ご当地体操のステージ発表 90歳を超えてからでも体力をつけることができる「高知市いきいき百歳体操」や、笑って楽しめる認知症予防のコグニサイズの実演等
    ・体力測定コーナー「あなたの体力年齢は何歳? 握力、30秒椅子立ち上がり回数、長座体前屈、開眼片足立ちの測定等により、体力年齢を判定。   
    ・ご当地体操体験コーナー 自分にあった体操や、グループでの体操の参考とするため、いろいろな体操を体験してみる。

    大会参加をきっかけに、

     グループを作って、30分以上となるよう体操を組み合わせ、週1回体操を続けていただくよう働きかける。希望に応じ、県内のご当地体操を集めたDVDを貸し出すなど、住民主体の体操の取組が広がるよう支援する。

    3 背景

     厚生労働省によると、スポーツ関係・ボランティア・趣味関係のグループ等への社会参加の割合が高い地域ほど、転倒や認知症、うつのリスクが低い傾向がみられるという。

     住民が主体となって、元気な高齢者と要支援・要介護認定を受けている高齢者が一緒に行う体操の集いにより、運動機能の改善はもとより、高齢者の居場所づくり・活躍の場づくりによる介護予防の取組を広めていく。

    【介護予防の理念】
    ○高齢者が要介護状態等となることの予防又は要介護状態等の軽減若しくは悪化の防止を目的として行うもの。

    ○単に高齢者の運動機能や栄養状態といった心身機能の改善だけを目指すものではなく、日常生活の活動を高め、家庭や社会への参加を促し、生きがいや自己実現のための取組を支援して、QOLの向上を目指すもの。

    ○機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけでなく、生活環境の調整や、地域の中に生きがい・役割を持って生活できるような居場所と出番づくり等、高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めることが重要。

    4 県が介護予防の取組を進める理由

    ○いつまでも健康でいたいという県民の願いをかなえるため、なるべく介護が必要になる期間を遅らせるとともに、要介護状態の軽減・重度化防止を図るために介護予防の取組を推進していく必要がある。


    ○本県の介護保険費用総額は年々増加しており、平成25年度は553億円で、平成37年には733億円(平成25年度の1.27倍)になると見込まれる。
     これに伴い、県民が負担する保険料及び県の負担額も増加しており、介護予防の取組により負担を軽減させていく必要がある。

    【介護サービス総費用額(年額)】 (単位:億円)
    H12度
    H17度
    H22度
    H25度
    H27度
    (見込み)
    H37度
    (見込み)
    262
    412
    488
    553
    540
    733

    【負担割合】
     公費50%(国25%、県12.5%、市町村12.5%)、
     保険料50%(65歳以上保険料22%、40歳〜64歳保険料28%)

    【65歳以上が支払う保険料(月額、加重平均)】 (単位:円)
    第1期
    (H12-H14度)
    第2期
    (H15-17度)
    第3期
    (H18-20度)
    第4期
    (H21-23度)
    第5期
    (H24-26度)
    第6期(H27-29度)
    H37度

    (見込み)
    2,891
    3,638
    4,322
    4,513
    5,420
    6,144
    9,000

    ※H37度は、不確定要素は多いものの、現状傾向を前提に見込んだもの。

    5 県内のご当地体操の例

     各市町村では、子どもから高齢者を対象とした健康づくりのご当地体操が考案され、スポーツイベントや地域サロン、介護予防教室等で実施されている。
    ・鳥取市・しゃんしゃん体操
    ・米子市・よなGO!GO!体操
    ・倉吉市・くらよし元気体操
    ・岩美町・玉手箱体操
    ・三朝町・湯けむり体操ラ・ドン!
    ・湯梨浜町・元気いきいきゆりりん体操
    ・琴浦町・新わくわく琴浦体操
    ・北栄町・こけないからだ体操
    ・伯耆町・ほうき体操
    ・日南町・いきいき百歳体操

    これまでの取組と成果

    これまでの取組状況

     効果的な介護予防事業の実施に向けて、市町村や地域包括支援センター、介護サービス事業者等に対し介護予防従事者研修を開催している(平成21年度〜)。

     また、介護予防を進めるため、普及啓発の新聞広告、大山賛歌DVD、口腔機能向上紙芝居の制作等を行ってきた(平成21年度〜)。

     今年度、鳥取大学・市町村の協力をいただき、生活習慣病予防・介護予防の普及啓発を図るために、県内市町村のご当地体操のデータを集約し、DVDを制作中。

    これまでの取組に対する評価

     各市町村において、運動、栄養、口腔機能向上のための介護予防教室や普及啓発講演会等の取組が進められているところ。

     今後、より一層効果的で効率的な介護予防を進めていくためには、住民運営の通いの場を充実させる地域づくりが求められており、県はその取組を支援していく必要がある。




    要求額の財源内訳(単位:千円)

    区分 事業費 財源内訳
    国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    要求額 1,229 0 0 0 0 0 0 0 1,229