これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・平成18年度から消防団活性化推進表彰を実施し、平成26年度は消防団7団体に対して表彰を行った。なお、表彰要綱を改正し、平成22年度から消防団員個人の活動、平成25年度から消防団の活動実績に着目した表彰項目を設けて表彰対象を拡充し、表彰の実施による消防団活動の活性化を図った。
・平成26年度から2年間に亘り、「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」に掲げられたモデル施策を米子市、倉吉市、八頭町、琴浦町及び日南町に委託し実施した。
・平成28年度に実施した鳥取県の消防団の在り方検討委員会の結果、特に、児童生徒を中心とした少年消防クラブの結成や、事業者の消防団に対する理解の促進が、消防団員の増加や活性化に有効であるとの意見が出されたことから、県としてもこれらに関する有効な施策を検討する必要性を認識している。
これまでの取組に対する評価
・消防団員数は微減傾向にあるものの、女性消防団員は過去最高数を記録した。また、「消防団協力事業所表示制度」制度を導入した市町村は3市町村から8市町村に増加、認定事業所数も27事業所に増加した。
・モデル事業の結果、米子市に、全国でも例を見ない、消防団が監督指導する少年消防クラブが結成された。この取組みは、県内はもとより全国的にも先進的な取組と思われ、県内での更なる結成につなげる施策に発展させていくべきである。
・また、平成28年度の消防庁事業の実施に当たり、「消防団応援団」の募集を行ったところ、多くの児童・生徒が趣旨に賛同して入団申込を行った。これらの児童・生徒に対し、少年消防クラブへの加入を呼びかけたり、県民大会への参加を呼びかけたりするなどして、過年度の事業を発展的に展開し、事業の承継を図るものとする。