現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成29年度予算 の 農林水産部の鳥取二十世紀梨記念館展示物等ガイドシステム導入事業
平成29年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農業総務費
事業名:

鳥取二十世紀梨記念館展示物等ガイドシステム導入事業

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農林水産部 生産振興課 振興調整担当  

電話番号:0857-26-7281  E-mail:seisanshinkou@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
29年度当初予算額(最終) 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:14,040千円    財源:単県   追加:14,040千円

一般事業査定:ゼロ 

事業内容

1 事業の背景・目的

鳥取二十世紀梨記念館への外国人観光客は年々増加傾向にあり、今後も増加が予想される。また、新たな海外航空路線の開設(米子−香港便)はさらなる外国人観光客を獲得する大きなチャンスであり、島根・岡山に流れがちな観光客を県中部に誘客し、震災からの復興に資するため、県内観光施設で外国人観光客集客のトップである本施設の魅力向上が必要となっている。

2 要求する理由

・鳥取二十世紀梨記念館においては、近年外国人観光客(特に東アジアからの観光客)が急増し、平成27年度は総入館者数の12%を占め、今後も増加していくことが予想される。また、新たな海外航空路線の開設(米子−香港便)は鳥取二十世紀梨記念館にとって新たな外国人観光客を獲得する大きなチャンスである。この機会を逃さないため、早急に多言語に対応した館内展示物等ガイドシステムを導入し来館者を増やすことにより、県中部の観光業の震災からの復興に資する。

    ・現在、鳥取二十世紀梨記念館の外国人観光客は団体客(ガイド又は通訳が随行)が主だが、今後は米子−ソウル便のLCC化等により海外個人旅行客の増加が予想されるため、さらに多言語に対応した館内展示物等ガイドシステムの必要度が増すと思われる。
    ・日本語でのガイダンスもあり、国内外を問わず耳の不自由なお客様も展示物等の説明を目で確認(スマートフォンの画面等)することができる。
    <近年の総入館者数、外国人入館者数の状況> (単位:人)
    区分
    H23
    H24
    H25
    H26
    H27
    総入館者数
    103,168
    101,603
    106,228
    113,592
    137,170
    うち外国人
    2,919
    5,267
    8,986
    12,867
    17,038
    比率(%)
    2.8
    5.2
    8.5
    11.3
    12.4
    ※外国人入館者は入館料を支払って入館したもののみ記載

    <他施設と比較して外国人観光客が多い理由>
    ・鳥取県独自のテーマ館であることやフルーツ好きの国民性(東アジアからの観光客)のため。
    ・三朝温泉、はわい温泉や他の中部の観光地でツアー行程を組む場合、当館は立地条件が良く、ツアーがつくりやすいため。

    <平成27年度の主な県内観光施設の外国人施設利用者数> (単位:人)
    施設名
    延べ人数
    鳥取二十世紀梨記念館
    19,031
    青山剛昌ふるさと館
    9,432
    とっとり花回廊
    7,910
    水木しげる記念館
    7,146
    夢みなとタワー
    4,957
    中国庭園燕趙園
    2,792
    山陰松島遊覧船
    1,467
    ※延べ人数にはガイド、通訳等無料利用者を含む。

3 外国人観光客対応の現状

現在、館内の展示内容の説明は日本語のみのため、通訳・ガイドを伴わない外国人観光客にはほとんど理解されていない。また、館内に外国語で説明できるスタッフがいないため、外国人観光客への展示物等の説明、質問への対応ができておらず、梨の試食を楽しむ以外はマスコットキャラクターのナッシーとの記念撮影をする程度でメインの展示をほとんど見られず退館している。
本来、博物館で最も重要な機能である展示物等の説明が全くできていない状況である。

4 館内展示物等ガイドシステムの仕様

(1)主な来館国並びに日本語に適応したものとする。
対象言語:日本語、英語、中国語(簡体字)、韓国語
(2)スマートフォン、携帯電話を活用したシステムとする。
(3)ガイダンスは文書(テキスト)、音声で行うものとする。
(4)メイン展示であるハイビジョンシアター、鳥取二十世紀梨ものがたり劇場にも適応したものとする。
(5)利用者が使いやすい仕組みとし、ガイダンスは場所からの検索や展示物に配置した番号、またはQRコードの読み取りにより行うものとする。
(6)梨の博物館としての評価の高い展示作品のレベルに対応するガイダンスとする。

5 当該システムの利点

(1)来館者のスマートフォン(携帯電話)を利用するため施設での専用端末の購入が不用となり、導入時の初期費用が抑えられる。
(2)WEBを活用し、アプリケーションを使わないシステムであるため将来パソコンのOSの変更や端末の変更による不安がない。
(3)導入後も運営者がコンテンツ内容等の更新・修正容易に行えるためランニングコストを抑えられる。
(4)現在社会基盤として世界的に定着しているWEBを活用したシステムであるため時代遅れの心配がない。

6 要求額

鳥取二十世紀梨記念館展示物等ガイドシステム設置委託費
    14,040千円
<内訳> (単位:千円)
区分
要求額
備考
基本パッケージ
3,672
コンテンツ作成(日本語、英語)、CMSライセンス料、サーバーとの調整
機能追加
2,160
中国語(簡体字)、韓国語、シアターページ等
原稿翻訳費
3,024
日本語→英・簡体・韓国
音声ファイル作成
1,728
音声作成ソフト(4言語)
シアター・ものがたり劇場既存BD改変
1,080
画面にシーン番号を挿入
WiFiシステム経費
871
諸経費等
1,505
合計
14,040

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

積極的な営業展開をすることでツアー企画及び団体客の集客促進に努めている。また、国、県、観光連盟等が主催するインバウンド商談会に積極的に参加し外国人観光客の誘客に取り組んでいる。

これまでの取組に対する評価

<評価>
積極的な営業展開等が功を奏し、近年の外国人観光客の大幅な増加につながった。(平成27年度の総入館者数の12%:17,038人)
<今後の課題>
新たな海外航空路線(米子−香港便の開設等)により今後も外国人観光客が増加することが予想される。また、米子−ソウル便のLCC化等により、これまでは団体客が主であった外国人観光客がFITと呼ばれる海外個人旅行客へとシフトしていくと思われる。ついては館内展示物等ガイドシステムを導入するなど、外国人観光客への魅力向上を図る必要がある。

財政課処理欄


導入しようとするシステムが高額であり、費用対効果に疑問があります。
まずは現展示施設で不足するニーズを正確に把握し、最小限の投資で最大限の効果を挙げる対策を検討してください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 14,040 0 0 0 0 0 0 0 14,040
保留・復活・追加 要求額 14,040 0 0 0 0 0 0 0 14,040
要求総額 14,040 0 0 0 0 0 0 0 14,040

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0