現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成29年度予算 の 農林水産部の鳥取ナシ育種研究拠点開設事業
平成29年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農業総務費
事業名:

鳥取ナシ育種研究拠点開設事業

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農林水産部 とっとり農業戦略課 戦略調整担当  

電話番号:0857-26-7589  E-mail:nougyousenryaku@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
29年度当初予算額 7,400千円 3,179千円 10,579千円 0.4人 0.0人 0.0人
29年度当初予算要求額 7,400千円 3,179千円 10,579千円 0.4人 0.0人 0.0人
28年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:7,400千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

政策戦略査定:計上   計上額:7,400千円

事業内容

1 事業概要

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (以下、「農研機構」)果樹茶業研究部門(以下、「果樹茶部門」)が、平成29年4月に県園芸試験場に開設予定の「鳥取ナシ育種研究サイト」(以下、「鳥取サイト」)について、梨育種共同研究に必要な機械・施設の整備を行う。

     また、農研機構と県等が連携し、県内での公開講座やシンポジウムへの農研機構研究員の招聘、県内実業高校生や県農業大学校生の農研機構への派遣研修等の相互連携を行い、梨育種共同研究と鳥取サイトの利活用を推進する。

2 事業内容

(1)鳥取サイト施設整備・運営事業
 【鳥取サイト施設整備】
内容
要求額
  • 果樹育種ほ場アクセス道舗装
2,052千円
  • ロボット草刈り機、電動剪定鋏・結束機
1,814千円

 【鳥取サイト管理運営費(収入事業)】
内容
要求額
  • 農研機構から県に納入する管理作業に要する経費(作業に要した農薬等資材・光熱水費等の実費相当部分)
200千円

(2)鳥取サイト研究連携推進事業
内容
要求額
「とっとり梨育種研究連携会議」の設置
  • 梨育種研究推進に向け、果樹茶部門、県、鳥取大学等の関係機関が集う「とっとり梨育種研究連携会議」を設置
  • 年3回程度、テーマ:今後の施設整備・新規共同研究、人材育成(インターンシップ受入等)、産地セミナー(果樹特技研修等でのリレー講座等)、情報発信(シンポジウム開催等)等
標準事務費
共同研究可能性調査
  • 温暖化研究、梨の病害虫防除関係を含めた共同研究の可能性を探るための予備調査を実施(研究・調査に必要な資機材等の経費を想定)
2,000千円

(3)鳥取サイト利活用推進事業
内容
要求額
人材育成
  • 農研機構における農業高校・農大生のインターンシップ講習受入
  • 農業高校・農大での出張講座(農研機構研究員の招聘[梨育種・病害虫等])の開催
435千円
産地づくり
  • 農研機構研究員を招聘し、気象協議会、園芸談話会、梨防除歴研修会等で産地リレーセミナーを開催[テーマ] 春:温暖化、夏:育種、秋:病害虫、冬:栽培技術
270千円
情報発信
  • 全国の梨研究者や生産者を参集したシンポジウムを開催
  • 産地リレーセミナーの拡大版として、県内生産者向け(農業高校、農大、鳥大学生含む)の記念セミナーを開催
629千円

3 鳥取サイトについて

名称
鳥取ナシ育種研究サイト
場所
県園芸試験場(本場内)
施設
以下施設を無償貸与
  • ほ場[県園試のほ場(約20a)]
  • 執務室[県園試の研究室]
研究内容
梨育種・開発(早生種を主体とした黒星病抵抗性品種の開発)
研究員配置
出張滞在(随時、短期滞在する形であり、常駐ではない)
開設時期
平成29年4月

4 今までの経緯

年月
内容
H27年3月内閣官房が、政府機関の地方移転に係る提案を募集
H27年8月28日政府関係機関移転について、鳥取県から提案
⇒ 農研機構果樹研究所「梨育種部門」の一部機能移転(ナシ研究ユニットの鳥取常駐)
H27年12月17日果樹研究所の一部機能移転について森山農水大臣へ要望(知事)
⇒ 園芸試験場への鳥取サテライト拠点設置(常駐でなく派遣滞在)
H27年12月18日まち・ひと・しごと創生本部会議で「移転を進める機関」として鳥取県提案を位置づけ
⇒ 「果樹研究所と園芸試験場、鳥取大学との研究連携・協力を検討」
H28年1月〜2月関係機関(県、果樹研究所、農水省、鳥取大学)で具体的移転内容の検討・合意
[主な合意内容]
  • 果樹研究所サテライト拠点を園芸試験場内に設置(園試ほ場・執務室を無償貸与、サテライト拠点の設置時期は平成29年4月)
  • 研究員は常駐でなく出張滞在(ほ場管理は園試が協力)
  • 《28年度》 研究計画を策定するとともに研究圃場を整備し、育種資源の交配等に着手
  • 《29年度》 研究開始
H28年3月22日まち・ひと・しごと創生本部会議で移転基本方針が正式決定
⇒ 「農研機構ナシ育種研究鳥取拠点(仮称)の県園試への設置、同拠点での育種の実施」
H28年3月23日「農研機構果樹茶部門」移転推進特設チームの設置(県組織)
⇒ 第一回チーム会議(H28年3月30日)、第二回チーム会議(H28年5月11日)を開催
H28年4月1日農研機構の統合・組織再編(果樹研究所→果樹茶部門)
H28年4月20日第一回とっとり梨育種研究連携会議を開催
(今までの経過報告、拠点整備に向けた検討等)
H28年9月6日第二回とっとり梨育種研究連携会議を開催
(育種目標、拠点名称・開設時期、拠点整備・運営方法等)

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・農研機構果樹茶業研究部門において、4月中旬にナシ新品種育成のための交配を実施(つくば)
・とっとり梨育種研究連携会議を設置し、4月20日に第1回研究連携会議を開催(鳥取県、農研機構のほか、鳥取大学、地元関係者が参集し、今後の研究連携の進め方等を検討)
・農研機構果樹茶業研究部門において、8月中にナシ新品種作出に向けた交配果の収穫を実施。現在、採種に向け収穫果実を冷蔵貯蔵中(つくば)
・9月6日に第2回研究連携会議を開催(鳥取県、農研機構、農林水産省が参集し、現在の準備状況や鳥取ナシ育種研究サイト設置に向けた課題等を検討)

これまでの取組に対する評価

関係機関で連携しながら、鳥取ナシ育種研究サイト開設に向けた検討を進めることができた。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 7,400 2,600 0 0 0 0 0 200 4,600

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 7,400 2,600 0 0 0 0 0 200 4,600
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0