(1)野菜等気象災害対策事業について【新規】
ブロッコリー、キャベツ、白ねぎ等の主要露地野菜について、生産安定を図るため、排水対策技術の普及や農作業受委託の仕組みづくりを推進し、湿害等の気象災害に強い産地づくりを加速化する。
要求額:9,240千円【H28年度要求額 0千円】
対象品目 | ブロッコリー、キャベツ等の主要露地野菜 等 |
事業主体 | 農業者、法人、JA (出資法人含む)、JA生産部(広域)等 |
事業対象経費 | 対象経費:主要露地野菜の排水対策機械の導入に
必要な経費 等
対象機械:バイブロソイラ、プラソイラ、ハーフソイラ、
レーザーレベラー、高畝形成機、トラクター等 |
補助率・
事業上限 | 補助率:国1/2
※原資に(国)産地パワーアップ事業を活用
事業費上限:農業者(個人)9,000千円、法人・JA等21,000千円 |
実施要件 | 1 産地パワーアップ事業の事業要件に適合すること
(産地の販売額10%アップ、導入機械50万円以上/台等)
2 特定高性能農業機械導入計画書に適合すること
3 トラクターは農作業受委託の仕組みづくりに必要な場合のみ支援対象
区分 | 1 | 2 | 3 | 4 |
30ps級
(25ps以上35ps未満) | 40・50ps級
(35ps以上55ps未満) | 60・70・80ps級
(55ps以上85ps未満) | 90ps級
(85ps以上) |
25ps以上28ps未満 | 28ps以上35ps未満 |
利用規模の下限(ha) | 4.6 | 5.3 | 8.3 | 12.6 | 15.2 |
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(2)果樹等気象災害対策事業について
果樹等の生産安定を図るため、防霜ファン、散水装置、網掛け施設などの気象災害を防止する施設整備を支援し、災害に強い産地づくりを行う。
要求額:3,068千円【H28年度要求額 4,940千円】
(1)中部地域の復興
中部地域は、H28年9月から10月の長雨・台風被害に加え、10月21日発生の中部地震による二重災害に遭い、新規就農者等の営農基盤が脆弱な農家を中心に営農意欲の著しい低下や、園芸産地の活力減退が懸念され、復興の契機となる取組が急務である。
(2)野菜等について
ア 平成23年9月の台風12号・15号、平成28年9月の台風16号の通過に伴う連続降雨によって、水田転換畑を中心にブロッコリー等で甚大な被害が発生した。
イ ブロッコリー等の露地野菜では、気象災害に対して農業共済などの救済制度がないため、甚大な被害が発生した場合は緊急支援事業を創設し再興に向けて支援している。
ウ 生産者からは当座しのぎの対策ではなく、気象災害に強い産地づくりを行うために、排水対策の支援および農作業受委託の仕組みづくりが求められている。
(3)果樹等について
ア 近年、強風、雹・アラレ、遅霜など、春先の気象災害が増える傾向にある。
イ 特に平成26年の春には県下広域で大規模な遅霜が発生し、産地は大きな被害を受けた。
ウ この対応策として、平成26年度9月補正予算で防霜ファンやスプリンクラー散水等の施設整備への支援事業を組んだところであるが、引き続き気象災害への対策を強化していく必要がある。