・境漁港見学ツアーは、平成21年6月に「マグロ見学ツアー」としてふるさと雇用再生特別交付金を活用し事業開始。
・平成22年度からは、マグロの漁期以外の期間にも実施している。
・見学ツアーの参加者は5年間で大きく増加し、23年度には(株) JTBの個人向けオプションツアーに組み込まれ更に急増した。平成25年度限りで同社の取扱いが終了し、参加者数の伸びが頭打ちとなっているため、広くPRが必要な状況である。
・平成28年2月には境港駅前に新ホテルのオープンし、「さかなと鬼太郎のまち」で観光振興を展開している境港市も水木ロードと境漁港見学ツアーの連携強化に一層の期待を寄せている。
・県はマグロ見学室の整備(H21)、巨大マグロレプリカの作製(平成24年2月)、民間活力導入のための仲卸店舗の売却(平成26年1月)、市場観光の拠点となる情報発信施設(平成27年2月竣工)の整備補助など、観光連携の取組を推進してきた。
・現在、境港ブランドは、消費地市場関係者、小売業者の間では一定の認知が得られている。観光ガイドの実施により、一般消費者への知名度向上、その効果として境港ブランドの販売力向上による価格への反映が期待されている。
・平成25年3月に策定した「さかいみなと漁港・市場活性化ビジョン」の将来構想には「親しまれる漁港・市場づくり」が掲げられており、漁港見学ツアーの充実は、観光連携及び地域活性化推進のための中核的な取組のひとつに位置づけられている。
・現在進められている高度衛生管理型市場整備に併せて、見学ツアー参加者の安全確保・施設内の衛生管理保持のため、見学通路の整備も計画されており、お魚ガイドの担う役割はさらに大きくなるものと期待されている。