1 事業概要
鳥取県マグロ資源地域活用推進事業費補助金【継続】
目的 | 境港産クロマグロのPR及び資源管理などの情報を広く発信する。 |
事業主体 | 境港天然本マグロPR推進協議会
事務局:生産者団体等
メンバー:山陰旋網漁協、三荷受、境港鮮魚仲買協同組合、一般社団法人境港水産振興協会、境港市観光協会、名物料理をつくる会、境港商工会議所、境港市、県等 |
事業内容 | (1)協議会の開催
(2)PR資材の増刷・配布
(3)資源管理についての要望活動
《県内でのPR活動》
(4)境港まぐろ感謝祭
(5)初セリ式
(6)幼稚園・保育園での食育活動
(7)境港総合技術高校でのマグロ講義・実習
《県外でのPR活動》
(8)初水揚げ当日の関西でのPR
(9)新聞・雑誌等によるプレゼント企画
(10)大都市消費地でのPR試食会 |
補助率 | 1/3 (境港市補助金1/3) |
補助額 | 650千円 (事業費1,950千円) |
2 効果
資源管理に関する積極的な取り組み姿勢をPR
- 境港天然本マグロの認知度向上及び消費拡大
- 地域観光資源としての活用促進
3 背景
境港では、大中型まき網によるクロマグロの水揚げが夏の風物詩として定着しており、クロマグロは地域経済を支える重要な資源となっている。
境港にクロマグロを水揚げする大中型まき網では、マグロ類の資源管理のための国際機関WCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)の勧告に基づき、自主的に資源管理を行っている。
しかし、境港をはじめとする大中型まき網によるマグロ漁は、船団による大規模な操業を行っていることから乱獲であるとのマイナスイメージが先行し、資源管理の努力が世間に正しく理解されていない現状にある。
こうした現状の中で、漁業者自身が、資源管理への積極的な取り組み姿勢とマグロ資源を大切に利活用していることを産地から全国に向け発信していく必要がある。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・平成22年3月1日に本協議会が発足
・一般公募によるロゴマークの選定、商標登録(平成22年度)
・第1回境港まぐろ感謝祭の開催(平成23年度〜)
・マグロレプリカの作製[県事業](平成23年度)
・市内の幼稚園・保育園で食育活動を実施(平成24年度〜)
・県外量販店でのPR販売、マグロ解体ショーを実施(平成24年度〜)
・ポスター、のぼり、ステッカー等のPRグッズ作成及び配布
・PR試食会、消費者との意見交換会
・マグロブロック販売促進チラシ作成(平成26年度)
・マグロPRビデオの作成[県事業](平成26年度)
・初セリ式及び関西での初水揚げ当日イベントの初開催(平成27年度〜)
<27年度>
・初セリ式及び関西での初水揚げ当日イベントを実施(5月30日)
・市内の幼稚園・保育園(7園)で食育活動を実施(6月10〜23日)
・第6回境港まぐろ感謝祭(6月26日)
・関西の情報番組でのプレゼント企画によるPR(6月9日)
・関西圏での「鳥取フェア」で解体試食会・販路開拓を実施(7月3日)
これまでの取組に対する評価
・PRグッズの活用により小売・量販店で宣伝効果が向上している。
・マグロ感謝祭は約4,500人の来場があり知名度向上に繋がっているが、来場者がやや減少傾向にある。
・マスコミからの取材も多く、反響が大きい。
・資源管理に関する積極的な情報発信も行っている。
・内臓の有効利用などにも取り組んでいる(魚醤、ボッタルガ)。
・初セリ式、関西での初水揚げ当日イベントを開催し、効果的なPRとなっている。
・マグロPRリーフレットは、一般の方に資源管理についてわかりやすく解説している。
・作成したブロック販売促進チラシ、マグロPRビデオは、店頭PRで活用している。
・関西圏だけでなく、中部、関東でのPRも模索し、より効果的な方法を検討する。