高度衛生管理型市場推進実証事業

　境港市場を高度衛生管理型市場として運用していくためには、ハード整備と合わせ、現状の荷捌き作業（工程）の多くを見直す必要がある。
　そこで、高度衛生管理型の境港市場の荷捌きに適合した資材を導入するため､試作品開発を鉄工所など外部に委託するとともに､既存品を購入し､実用的に改良を行う。

・事業費3,672千円（委託料）　（平成28年度予算額：3,564千円）
・事業主体…県（市場開設者）
・今年度の事業内容
　○岸壁からの異物混入対策
　　（迅速な搬入に資するベルトコンベアの開発）

※資材開発・作業工程検討調査は目的を達成したため、平成28年度で終了とする。
　（平成28年度予算額：600千円）

対策：ベルトコンベアを使った迅速な搬入方法の検討

（２）容器等からの汚染対策
現状：木製の魚箱・選別台からの危害（木片混入、細菌等）

対策：プラスチック魚箱、ステンレス製の選別台の検討

（３）活魚の水質管理対策
現状：発泡箱を使用するため活力が低下

対策：専用活魚水槽を使ったセリ・輸送方法の検討

（４）長靴・床からの汚染対策
現状：セリ場に直置きするベニズワイガニのコンテナやブルーシート上に陳列する松葉がになどへの長靴・床からの汚染
対策：安全な敷台の導入に係る検討

（５）トラック運搬中の異物混入対策

現状：トラック運搬中の危害（鳥害、日射、雨）

対策：荷台の鳥よけ、日よけ対策用カバーシートの検討


（参考）『高度衛生管理型市場』とは
・危害要因（生物的、化学的又は物理的）の分析・特定、それらを取り除くためのハード及びソフト対策

・定期的な調査、点検、記録の管理、これらの情報提供