現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成29年度予算 の 農林水産部のきのこ王国とっとり推進事業(薬用きのこ栽培実用化推進事業)
平成29年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業振興費
事業名:

きのこ王国とっとり推進事業(薬用きのこ栽培実用化推進事業)

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農林水産部 県産材・林産振興課 −  

電話番号:0857-26-7264  E-mail:kensanzai-rinsan@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
29年度当初予算額 11,359千円 6,358千円 17,717千円 0.8人 0.0人 0.0人
29年度当初予算要求額 17,579千円 6,358千円 23,937千円 0.8人 0.0人 0.0人
28年度当初予算額 11,359千円 3,119千円 14,478千円 0.4人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:17,579千円  (前年度予算額 11,359千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:11,359千円

事業内容

1 事業概要

薬用きのこ(生薬、創薬、食用)の栽培実用化に向けた研究委託(H25〜27)の成果を踏まえ、実用化の目途が立ちつつある生薬きのこに絞り込んだ栽培技術の実用化、および機能性表示食品制度への対応に向けた調査研究を(一財)日本きのこセンターに委託するとともに、栽培技術が実用化された食用きのこの販路開拓の取組を支援することにより、県内での安定した生産につなげ、鳥取発の新たなきのこ産業の創出を加速化させる。

2 事業内容

(1) 薬用きのこの活用加速化に向けた研究委託

    ○ 委託先:(一財)日本きのこセンター
    ○ 事業期間:平成28〜30年度
    ○ H29予算額:委託料9,859千円(H28:9,859千円)

    《研究内容》
    ア 生薬きのこ(ブクリョウ)の菌核生産実用化
    ・対象きのこ:ブクリョウ(27年度の調査研究で菌核形成を確認)
    ・研究項目:栽培に適した菌株選抜や土壌環境の検討
    ・成果の活用:生薬材料(漢方薬)として製薬メーカーに供給
    イ 機能性成分の活用に向けた試験研究
    ・対象成分:βグルカン(免疫力向上、コレステロール低下等)
    ・対象きのこ:しいたけ、エリンギ、アラゲキクラゲ、ヤナギマツタケ、ハタケシメジ(βグルカンの含有量が比較的多く、産地化形成が有望な種)
    ・研究項目:抽出成分の評価、機能性の検証、臨床試験との連携
    ・成果の活用:機能性表示食品としての商品化への対応

    《研究委託費の年度別内訳》             

(単位:千円)

区分

H28

H29

H30

備考

人件費

(8,000)
5,901

5,901

5,901

研究員3名

研究費

(4,835)
3,958

3,958

1,920

機器リース料、消耗品等

合計

(12,835)
9,859

9,859

7,821

    ※注:上段 ( ) はH27年度当初予算分
    (2) 食用きのこの販路開拓支援
    ○ 実施主体:無胞子性エリンギ、アラゲキクラゲの生産に取り組む法人又はグループ
    ○ 事業内容:販路開拓に必要な経費の支援(展示商談会等への出展、PR資材の作成等)
    ○ 補助率:1/2以内
    ○ 予算額:補助金1,500千円(H28:1,500千円)
    (3) 食用きのこの生産施設整備支援<新規>
    ○ 実施主体:無胞子性エリンギ、アラゲキクラゲの生産に取り組む法人又はグループ
    ○ 事業内容:需要増加に対応するため、生産施設整備経費の支援
    ○ 補助率:県1/3、市町村1/6(義務)
    ○ 予算額:補助金6,220千円
    ※国庫補助事業要件に合致しないものについて支援

3 これまでの成果

・「生薬きのこ」については、ブクリョウを接種した原木から菌核形成を確認し、実用化に向けた目途が立ちつつある。
・「薬用成分」については、しいたけの成分を大手製薬メーカーに供給するとともに、生長・保存条件等の違いによる含量の変化を調査中であり、データの蓄積を進めている。
・「食用きのこ」については、アラゲキクラゲ、無胞子性エリンギは試験栽培から商業生産に移行しつつあり、外食産業やスーパーでの販売につなげている。
・薬用きのこの成分を活用した戦略の策定に向け、検討会議(菌蕈研究所、鳥取大学、産技センター、県)を設置して検討中。
→ 対象きのこ:しいたけ、エリンギ、アラゲキクラゲ、ヤナギマツタケ、ハタケシメジ

4 事業効果

《この事業による取組内容》
○ きのこの豊富な遺伝資源の有効活用(1,000種・1万株)

○ 県産広葉樹・針葉樹おが粉を利用した資源有効活用型の菌床栽培技術の確立、県内生産者への栽培技術普及

○ きのこの健康機能成分の活用


《事業の効果》
◎ きのこを活用した新たな産業創出
◎ 生産者の経営安定化および地域活性化

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・薬用きのこ(生薬、創薬、食用)の栽培実用化に向けた研究委託(H25〜27)
・「生薬きのこ」については、ブクリョウを接種した原木から菌核形成を確認し、実用化に向けた目途が立ちつつある。
・「薬用成分」については、しいたけの成分を大手製薬メーカーに供給するとともに、生長・保存条件等の違いによる含量の変化を調査中であり、データの蓄積を進めている。
・「食用きのこ」については、アラゲキクラゲ、無胞子性エリンギは試験栽培から商業生産に移行しつつあり、外食産業やスーパーでの販売につなげている。
・平成27年度には食用きのこの試験栽培施設整備支援を実施。
2事業体:自動ミスト散水、LED照明、加湿器を整備。
・平成28年度には販路開拓支援を実施。1事業体が取組中。

これまでの取組に対する評価

・無胞子性エリンギは平成26年10月から一部スーパーで販売が開始され、平成27年8月には「プレミアムエリンギ 濃丸」と名称を決定し、ブランド化が進んでいる。
・アラゲキクラゲの生産量はH27年次、54トン(前年比184%、全国8位)で増加傾向。さらなる、増産が期待されている。
・栽培資材である菌床には、通常、輸入されたコーンコブが使用されているが、食用きのこの2品目には杉のおが粉が使用されており、県内のバイオマス資源が活用されている。

工程表との関連

関連する政策内容

新たなきのこ産業の創出、原木しいたけのブランド化により「きのこ王国とっとり」を推進する。

関連する政策目標

○実用化の目途が立ちつつある生薬きのこに絞り込んだ栽培技術の実用化、および機能性表示食品制度への対応に向けた調査研究を行う。


財政課処理欄


 食用きのこの生産施設整備支援について、国庫補助事業又は商工労働部の補助金活用を検討してください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 11,359 0 0 0 0 0 0 0 11,359
要求額 17,579 0 0 0 0 0 0 0 17,579

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 11,359 0 0 0 0 0 0 0 11,359
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0