現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成29年度予算 の 農林水産部の田んぼの汎用化による園芸産地拡大支援モデル事業
平成29年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農地費 目:土地改良費
事業名:

田んぼの汎用化による園芸産地拡大支援モデル事業

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農林水産部 農地・水保全課 農村整備室  

電話番号:0857-26-7326  E-mail:nouchi-mizu@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
29年度当初予算額 10,000千円 7,948千円 17,948千円 1.0人 0.0人 0.0人
29年度当初予算要求額 10,000千円 7,948千円 17,948千円 1.0人 0.0人 0.0人
28年度当初予算額 10,000千円 7,798千円 17,798千円 1.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:10,000千円  (前年度予算額 10,000千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:10,000千円

事業内容

事業の目的

「元気な農業」を目指し、本県農業の羅針盤として平成27年3月に定めた農業活力増進プランを実行するためには、多様な担い手や農業者が活躍できる環境整備や将来にわって営農できる基盤整備が必要不可欠である。

     今後、稲作を主とする生産構造の転換を図り高品質で収益性の高い園芸作物の導入を促進することで、稲作農家の経営多角化を図り、農家所得の向上を目指すことが必要である。
     また、レーザーレベラーによる水田基盤の均平を行うことで、高度な水管理の円滑化や作業効率の向上を図り、営農コストを一層削減して稲作農家の体質強化につなげる。

事業の内容

園芸作物への転換等には、排水性の良い農地が必要となるが、基盤整備後、数十年が経過し、暗渠排水の機能低下を起こしている水田が多いため、個々の水田に適した簡易な整備手法による排水対策等をモデル的に実施する。

(1)排水機能向上対策
補助暗渠既存の暗渠管だけでは、ほ場面の十分な排水効果が得られない場合、暗渠管に排水を導くための縦孔や溝(亀裂)を設置し排水効果の向上を図る
耕盤の破砕水稲の作付けに伴い、耕作土の下に形成された不透水層を破砕することで、地下浸透による排水効果の向上を図る
ほ場の均平田面の凸凹により、ほ場の中央や用水路側の田面が排水路側よりも低くなっている場合には、ほ場均平(勾配設置)により排水路側へ傾斜を付け排水効果及び入水効果の向上を図る。又、ほ場内の水深が一定となることで、薬剤や肥料の均一化、代かき作業効率の向上が図られる。
額縁明渠隣接するほ場や用水路等からの湧水を、ほ場周辺に設置した額縁明渠(溝)により排水路へ排除する。
(2)既存暗渠対策
本暗渠の改良維持管理が容易にできるよう、既存暗渠の上流部に立上管を追加したり、末端水位調整が出来る水を設置
暗渠管の洗浄暗渠管内に付着した水アカ(水酸化鉄)の除去による排水機能の回復
事業期間
H27〜29まで
事業主体
市町村、農業協同組合、農地中間管理機構等
補助上限
単位当たり単価で補助上限を設定
補助率
(既存の基盤整備事業と同様の考え方)
・地元負担20%以下の場合…県1/2
・地元負担20%を超える場合…市町村と同率

ただし、耕作者が事業対象農地の市町村とは異なる市町村に居住する場合に限り、県1/2、市町村負担は任意とする。
補助対象
次の条件をすべて満たすこと。

・区画整理済み水田で、対策後5年以内に園芸作物を作付けること
・なお、稲作農家の体質強化を目的とする場合にあっては、水稲経営の規模拡大を図ることを条件に、当該ほ場以外での園芸作物の作付けも可とする。ただし、この場合は、補助対象面積の概ね2割相当の園芸作物を作付けするものとする。
・5戸以上または1ha以上の地区とする

※作物の変更や連作障害を回避するための一時転換は可。対策は、同一ほ場で1回限り。
事業費
(県費)
20,000千円(10,000千円)

農家の声

H27年4月に実施した農業活力増進プランの推進に向けた担い手農家との意見交換会及びH28年7月に実施した米政策に係る県内農家聞き取りにより、稲作依存からの脱却によるリスク分散及び低コスト化による稲作農家の体質強化のための支援が必要であるとの認識となった。

○米価の上昇が見込めない中、今後は高収益で集約型作物(アスパラ、白ネギ等)の作付面積の拡大を図るとともに、地域の雇用を確保していきたい。
○畑地転換には、水稲作により形成された不透水層を破砕することが必要。
○暗渠排水は経年経過により排水性が落ちる場合があり、補助暗渠(簡易暗渠)等の対策が必要。
○整備済み暗渠排水は、維持管理が容易に出来ない構造上の課題があり、(起点側に)立ち上がり管を設置することにより、管理が容易となるような工夫が必要。
○用水路は田面より高い位置を水が流れるため、原因不明の漏水により湿害を受ける場合もある。畑地化を行う場合には額縁明渠等の排水対策が必要。
○ほ場の作業性の向上のため、均平に係る費用の一部を補助してもらえるようであれば非常にありがたい。
○米価下落の中、水稲経営規模の維持・拡大を図るためには、低コスト化を進める必要があり、水田の基盤均平が必要。

事業活用農家の声


●傾斜均平により水田から畑となった。おかげで排水不良に悩まされず、安心して野菜生産が出来る。また、今後は連作障害の恐れがあるため、更なる農地にて排水対策を実施し輪作体系を確立したい。

●大雨が降った翌日には水が引くなど、水はけが大変良くなり畑として良い圃場となった。

圃場を大幅な改良をせずに排水対策を行なうためには、最も効果的な作業内容となっている。現在まで未実施の圃場に対してある程度の効果が期待できるが、継続的な対策を行う必要があると思います。


工程表との関連

関連する政策内容

畑地かんがい施設整備の支援

関連する政策目標


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 10,000 0 0 0 0 0 0 0 10,000
要求額 10,000 0 0 0 0 0 0 0 10,000

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 10,000 0 0 0 0 0 0 0 10,000
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0