事業名:
高齢者、障がい者等に優しい旅づくり推進事業
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)
観光交流局 観光戦略課 総務企画担当
|
事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
29年度当初予算額 |
7,014千円 |
1,590千円 |
8,604千円 |
0.2人 |
0.0人 |
0.0人 |
29年度当初予算要求額 |
8,650千円 |
1,590千円 |
10,240千円 |
0.2人 |
0.0人 |
0.0人 |
28年度当初予算額 |
4,930千円 |
1,560千円 |
6,490千円 |
0.2人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:8,650千円 (前年度予算額 4,930千円) 財源:単県
一般事業査定:一部計上 計上額:1,400千円
事業内容
1 背景
鳥取県の地方創生総合戦略において、輝く女性の躍進を支え、高齢者がいつまでもいきいきと活躍できる場づくりを進めるほか、障がい者の文化芸術活動、スポーツ活動の振興などにも取り組むなどして、鳥取の宝である人、一人ひとりを大切にし、元気を引き出す鳥取県を創っていくとあるなか、県内のバリアフリー観光に関する現状を見ると、バリアフリーツアーに関する情報の不足など、魅力的なバリアフリー観光ルート、旅行商品の充実や当該情報の充実といった課題がある。
(参考)国等の動き
【観光立国実現に向けたアクションプログラム2015(抜粋)】
「オリンピック・パラリンピック開催を契機としたバリアフリー化の加速」として、交通拠点や観光施設等のバリアフリー化、ユニバーサルツーリズムに適合する旅行商品の企画・提案を後押しし、高齢や障がい等で旅行に何らかのバリアを抱えている層に対し、「旅する喜び」を届けていく。
|
【鳥取県地方創生総合戦略(抜粋)】
「女性、高齢者、障がい者など多様な主体が輝く地域づくり」として、観光施設等のバリアフリー化(ソフト、ハード)を進めるとともに、障がいのある方も楽しく観光いただけるルート設定や情報発信に努める等、おもてなしの態勢を整えます。
<重要業績評価指標(KPI)>
バリアフリー観光ルートの設定:3ルート(H26)⇒10ルート(H31)
|
2 ユニバーサルツーリズムの現状と課題
【高齢者の増加】
- 総人口に占める高齢者が増加(2010年の23%から2040年には36%、2060年には40%となる見込み)
- 国内旅行市場(宿泊観光旅行)が人口減少の影響により縮小傾向にある中、ユニバーサルツーリズム市場は増加傾向にある。特に潜在需要(旅行を諦めている 65 歳以上のユニバーサルツーリズムの対象者)を含めた市場は、平成 22 年の 3 兆 3 百億円から 10 年後の平成 32 年には 3兆 93 百億円となり国内市場の 4 割以上を占めると推計される。
- 高齢者は今後20年以上増加していくことが見込まれる成長市場。
- ⇒この成長市場を地域へ取り込む必要があるが、ユニバーサルツーリズムは拡大が見込まれているものの認知度が低い!
この成長市場を地域へ取り込み、地域の活力を増大させる
【受け手となる観光地】
- 地域における一元的な相談窓口が少ない
⇒旅行者からの問い合わせや相談に適切に対応できる一元的な相談窓口が必要!
【送り手となる旅行会社】
- ノウハウを持つ一部の旅行会社のみ取り組み
⇒旅行会社の意識を高め、積極的な旅行商品化を促進する必要!
3 実施方法
バリアフリー観光支援団体や宿泊施設・観光施設等への補助及び委託実施(福祉保健部と連携)
【要求に係る役割分担】
区分 | 障がい福祉課 | 観光戦略課 |
受入環境整備 |
|
- [新]バリアフリーツアーセンターの運営補助
- [新]バリアフリー化経営革新支援事業補助金
|
情報発信 | |
|
4 要求内容
(1)バリアフリーツアーセンター運営事業
◎バリアフリーツアーセンター運営補助金[新規]
5,750千円
障がい者・高齢者等の旅行に係る地域の受入体制を強化するためには、旅行者や旅行業者からの問い合わせや相談に適切に対応することができる一元的な相談窓口が必要。バリアフリーツーリズムに必要な情報を収集・蓄積し、それを必要とする高齢者や障がい者等の旅行者や旅行業者に提供するための「バリアフリーツアーセンター」を設置する団体に対し、運営費を補助する。
【バリアフリーツアーセンターの機能】
- 高齢者・障がい者等の旅行に必要なバリアフリー情報の集約と発信
- 高齢者・障がい者等の旅行者への相談対応(鳥取への旅行の際に訪れるといいスポット、旅行日程等のアドバイス。宿泊施設や飲食施設、交通手段等の紹介。)
- 高齢者・障がい者等が個人で楽しむことができる旅行プランの提案
- 観光施設、宿泊施設、交通事業者等との連絡調整
(2)ユニバーサル観光地「とっとり」の発信事業
1,400千円
バリアフリー調査によるモデルコース及び県内の観光施設等のバリアフリー情報等を網羅した情報誌の作成、ウェブ発信等。
(3)バリアフリー化による経営革新への足がかり支援事業
1,500千円
- 『鳥取県福祉のまちづくり推進事業補助金』によりバリアフリー整備に係る費用の一部助成(最大3/4)を行っているが、その活用件数は少数にとどまっている。
- バリアフリーツーリズムが観光業界にとっても有望市場であることを知り、収益向上を見据えた取り組みの一つとしてバリアフリー化整備を進める観光施設・宿泊施設等に対し、コンサルティング費用や先進地視察に要する経費を補助する。
補助対象 |
バリアフリー化整備に向けた改善策等の提示を受けるコンサルティング費用 (経営診断を含む)や先進地視察
|
補助率 |
1/2
※ただし、コンサル受診等の後に、平成29年度中に『鳥取県福祉のまちづくり推進事業補助金』を活用しバリアフリー化に取り組む場合には10/10
|
上限額 |
|
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
高齢者、障がい者等に優しい旅づくりを推進するため、魅力的なバリアフリー観光ルートを設定するとともに、情報発信の充実を図る。(バリアフリー観光支援団体に委託実施)
【事業内容】
〇魅力的なツアーコースの造成・販売事業
・バリアフリー調査によるモデルコースの設定、旅行会社による企画募集ツアーの造成・販売、モニターツアーの催行。
〇ユニバーサル観光地「とっとり」の発信事業
・バリアフリー商品を造成・販売する旅行会社とタイアップした情報発信。
・バリアフリー街歩き情報発信誌「てくてく日和」に、モデルコース、モニターツアー状況等を掲載。
これまでの取組に対する評価
・観光資源やバリアフリー環境整備状況等を考慮し、旅行会社、障がい者、高齢者団体等の意見を踏まえたモデルコースを設定に向けて取り組んでいるところ。(平成28年度からの事業)
※地方創生総合戦略において、平成31年度までにバリアフリー観光ルートを10ルートに増やすことを目標としており、平成28年度は3ルート(東/中/西部の各地区内を巡る1泊2日コース)、平成29年度以降に県内周遊ルートを設定予定。
工程表との関連
関連する政策内容
魅力ある観光地づくりと戦略的観光情報の発信
関連する政策目標
財政課処理欄
バリアフリーツアーセンターについては、自立に向けた道のりを具体的に示してください。
バリアフリー化経営革新支援事業補助金については、バリアフリー化の普及啓発の方が重要ではないかと考えます。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
4,930 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4,930 |
要求額 |
8,650 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
8,650 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
1,400 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,400 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |