イクボス・ファミボス推進事業

（１）【拡充】イクボス・ファミボス養成塾の開催（６００千円）
　県内企業におけるファミボスの取組を拡大していくため、セミナーと養成塾を開催。
○イクボス・ファミボストップセミナー（１回開催）
　イクボス・ファミボスの理念、必要性、メリット等についてわかりやすく伝えるセミナーを開催
対象者：県内企業の経営者
定員３００人程度
○イクボス・ファミボス養成塾（３回開催）
イクボス・ファミボスの実践方法について学ぶ養成塾
対象者：県内企業の経営者、人事・労務担当者
定員３０人程度（各回）

（２）イクボス・ファミボスの普及
ア　【新規】イクボス・ファミボスのＰＲ（１，０００千円）
　イクボス・ファミボスの理念を伝え、職場風土づくりや実践のための支援制度（育児・介護休業、アドバイザー派遣等）をわかりやすくまとめたリーフレット等を作成し、キャラバンの機会も活用しながら県内企業へ広く普及拡大。

イ　【新規】ファミボス普及推進委員会（仮称）（４００千円）
　　経済団体・労働団体等で構成するファミボス普及推進委員会（仮称）を設置。専門家を招いた意見交換会などを実施しイクボス・ファミボスを強力に推進する。

ウ　企業の優良取組事例表彰
　イクボス・ファミボスの優れた取り組みを実施している企業を表彰し、その取組を広く周知することでファミボスの普及を図る。

　また、介護に携わる期間は子育ての期間と比較して長期化し、介護家族の負担が重くなるケースがあり、介護を理由に離職を選択せざるを得ない「介護離職」が大きな課題となっている。

　職場においては、育児と比べて介護を理由とした休業、休暇は取りづらいという風潮を払拭し、育児と介護の両立支援と併せて、介護と仕事が両立できる職場環境づくりを推進していく必要がある。

　これまでのイクボス推進により、県内のイクボス宣言企業数が２６７社となるなど（H29.5.19現在）、県内企業の「イクボス」の取組は着実に広がっているが、イクボスだけでなくケアボスの役割も果たすファミボスを増やしていく必要がある。