1.事業背景・目的
2016年12月16日の日露首脳会談を機に、1月1日よりロシア国民(一般旅券所持者)に対する短期滞在ビザの発給要件緩和措置が決定され、ロシアからの観光客増加が見込まれている。
- ついては、鳥取県へのロシア人観光客の更なる増加を促進するため、誘客ターゲットをロシア全土に拡大(ロシア人の地域別訪日者数割合は、極東4、その他6。JNTOからの聞き取り)するとともに、交流地域かつ従来の誘客ターゲットであった沿海地方からの定期便を利用した誘客を拡大させる。
2.ロシアからの誘客に係る課題
(1)ルーブル安
ルーブル安の影響により、ロシアから日本を訪れる場合に割高感が生じており、近年の訪日外客数は低迷している。同じく鳥取県への観光客も低迷。旅行会社によるPRを強化する必要がある。
<ロシアからの訪日外客数(JNTO調査)>
・2016年 50,500名(対前年0.1%) ※1月〜11月
・2015年 54,365名(対前年△15.2%)
・2014年 64,077名(対前年5.9%)
<鳥取県宿泊者数(鳥取県調査)>
・2016年度 182名(4月〜8月)
・2015年度 430名
・2014年度 511名
(2)極東ロシア以外での鳥取県の知名度不足
交流地域である沿海地方・ハバロフスク地方においては、比較的知名度はあるものの、ロシア中・西部(モスクワ等)においては、従来より誘客ターゲットにしてきていなかった経緯も有り、知名度は不足している。
3.要求額
495万円
(地方創生推進交付金充当)
4.事業内訳
(1)定期便を利用したロシア沿海地方からの誘客拡大事業
・DBSを活用した訪日ツアー造成する旅行会社への広報・送客 支援
(2)ロシア全土対象誘客事業
・YOUTUBER、パワーブロガーなどのメディアFAMツアーの実施
メディアFAM委託(県内旅行会社) 300万円