大山振興広域連携プロジェクト事業

　中部圏域においては、倉吉市（笹ヶ成）、琴浦町（大山滝、船上山）、三朝町（三徳山）は古来から大山とのつながりが深く、また、大山隠岐公園の一部として大山東側の玄関口となることから、当該プロジェクト事業とともに伯耆国「大山開山１３００年祭」推進事業との連携は必要不可欠であり、両事業と連携し効果的にナショナルパークづくりを推進する。
　また、併せて鳥取県中部地震からの復興を情報発信するために必要な経費を復活要求するものである。

【査定コメント】

要求内容が過大で費用対効果の点で疑問ですので、計上を見送ります。

２次交通整備については関係者との費用負担を検討してください。

Wifi環境整備については、既存事業の活用で対応してください。

• 観光庁が実施した外国人旅行者に対するアンケート調査結果から旅行中困ったこととして、多言語化された目的地までの公共交通の経路情報や地図、パンフレットが少ないことが上位にあげられている。
• 鳥取県へのＦＩＴを含む外国人旅行客（FIT）は年々増加傾向であり、特にＦＩＴについては、レンタカーによる周遊が増加している。
  これらのことからも、大山東側、三徳山への玄関口の国道９号線結節点の県道、倉吉駅バスターミナル等において、観光案内板等の多言語化に対応した整備は必要である。
  なお、国立公園満喫プロジェクトにおける大山隠岐国立公園ステップアッププログラムではH３２の外国人旅行客をH２７の２．５倍を目標に設定されている。
• また、訪れていただいた観光客へ鳥取県中部地震からの復興を情報発信することにより、「鳥取は元気です」の拡散が期待できる。
• ２次交通環境整備については増加する外国人旅行客への利便性の向上が急がれるが、県内で例がなく、モデル事業として中部圏域の他の観光地に先駆け、三徳山関係で取り組みたい。
• Wifi環境整備は喫緊の課題であるが、関係市町と協議した結果、H３０以降で整備を進める計画となった。