(1)サイバー犯罪捜査員養成経費
要求額 普通旅費(枠外) 1,397千円(699千円)
委託料 934千円(965千円)
インターネットをはじめとするサイバー空間では、高度な技術を悪用する事案や、県民の安全保障に影響を及ぼし得る事案も発生するなど、サイバー犯罪の脅威が深刻化する現在において、これに対応する組織基盤の強化が喫緊の課題となっている。
鳥取県警察では、サイバー犯罪に対し万全の体制を整備しているところであるが、人的基盤整備に関する課題が懸念されており、サイバー犯罪捜査を専門とした捜査員の養成が急務となっている。
コンピュータに関する専門的知識を有した捜査員を養成するため、短期間で効率的に学習できる情報系専門学校へ、警察官を派遣しサイバー犯罪捜査官として養成するもの。
(2)【新規】鳥取県警察サイバーセキュリティ対策アドバイザー委嘱
要求額 報償費 72千円
特別旅費 35千円
鳥取県警察では、情報通信技術に関し高度かつ最新の知識を有する者を鳥取県警察サイバーセキュリティ対策アドバイザーに指定し、サイバー犯罪・攻撃等への対処能力の指導教養を委嘱している。
同アドバイザーに対し、警察学校専科における教養、所属長に対する研修、サイバーテロ対策協議会等における講演、警察署職員に対するサイバーセキュリティ講演を嘱託し、警察組織全体のサイバー犯罪捜査に必要な知識のレベルアップを図るもの。
(3)【新規】警察庁指定技能指導官の招聘
要求額 特別旅費 58千円
警察庁が指定する、サイバー犯罪捜査分野において優れた技能を有する技能指導官を招聘し、全ての部門の捜査員を対象として最新の捜査手法やフォレンジック技術(コンピュータ等に残る記録を収集・分析し、その法的な証拠性を明らかにする手段や技術)に関する研修を行い、実際の捜査に携わっている者の講義を受けることにより、捜査手法等の理解を深めることを目的とする。
(4)【新規】民間講師の招聘
要求額 特別旅費 112千円
民間企業で実際に働く、高度な情報技術能力を持った職員に研修を依頼し、通常の警察職員への講習よりも比較的高度な、サイバー犯罪等の情勢等を学ぶもの。
(5)【新規】各種民間講習受講
要求額 《枠内標準事務費》
普通旅費 36千円
役務費 441千円
民間企業が主催するプログラミング研修、国際シンポジウム等に参加するための経費。