現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成29年度予算 の 農林水産部の鳥取芝ブランド化生産振興事業
平成29年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農作物対策費
事業名:

鳥取芝ブランド化生産振興事業

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農林水産部 生産振興課 園芸振興担当  

電話番号:0857-26-7272  E-mail:seisanshinkou@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
29年度当初予算要求額 15,850千円 3,974千円 19,824千円 0.5人 0.0人 0.0人
28年度当初予算額 12,540千円 3,899千円 16,439千円 0.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:15,850千円  (前年度予算額 12,540千円)  財源:単県 

事業内容

事業概要

2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピックによる芝需要が期待され、芝の生産拡大の好機となっており、従来の日本芝に加えて、近年、需要が高まっている西洋芝(ティフトン)を砂丘畑の耕作放棄地を中心に面積拡大を図る。更に、県オリジナル品種‘グリーンバードJ’による小学校・幼稚園等の校・園庭芝生化の推進を行い、全国2位を誇る芝産地の活力増進と県内外でのブランド力強化を図る。

事業内容

1 芝生産・販売力強化事業

    要求額10,823千円 (H28年 9,807円)
    事業内容芝の生産拡大を図るために必要な作業効率の高い機械導入に要する経費(レンタル機械整備を含む)や、モデル展示ほ設置、耕作放棄跡地利用時の雑草処理対策等への取組、芝の販路開拓・PR、視察調査研究に要する経費の一部を支援する。
    事業主体鳥取県芝生産指導者連絡協議会
    補助対象ハード:生産性を上げるために必要な機械整備(スイーパー、モア、ソッドカッター等)
    ソフト:モデル展示ほ、販路開拓、視察調査費等
    補助率県1/3、市町村任意
    実施時期平成28年度〜平成32年度

    2 ‘グリーンバードJ’芝生化応援事業
    要求額4,360千円 (H28年 2,000千円)
    事業内容生育が旺盛で、省力管理が可能な県オリジナル日本芝品種‘グリーンバードJ’による校(園)庭芝生化への取組を支援する。
    事業主体市町村、幼稚園・保育園の設置者
    補助対象‘グリーンバードJ’による校(園)庭芝生化に必要な芝生造成経費(造成工事、芝、砂、肥料等)、維持管理経費(散水設備、芝刈り機等)、専門家による技術指導に要する経費
    (小学校:3,360千円×1カ所、幼稚園・保育園:1,000千円×2カ所)
    補助率県10/10(小学校700円/平米、幼稚園・保育園1,000千円/園)
    実施時期平成28年度〜平成32年度

    3 環境に配慮した芝カス有効活用検討事業
    要求額667千円 (H28年 733千円)
    事業内容芝カス適正処理に関する取組(展示ほ、残留農薬分析等)を支援する。
    事業主体鳥取県芝生産指導者連絡協議会
    補助対象芝カス適正処理の検討に必要な残留農薬検査、バイオマス燃料試験等に要する経費
    補助率県1/3、市町村1/3
    実施時期平成28年度〜平成32年度

背景、経緯

県はH27年3月に、鳥取県農業活力増進プランを策定し、産出額10億円品目を10品目に増やす目標を掲げている。(H24年度 8品目)
○鳥取県は全国第2位の芝産地で、県中西部で高品質の日本芝を算出しているが、今後、高齢化等により、栽培面積、産出額の維持が困難となることが危惧されている。⇒栽培面積734ha、産出額10億円(平成25年農林水産統計調査)。
○東日本大震災以降、復旧工事等で全国的に芝生が不足している状態に加え、今後は2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピックによる芝需要が確実視されているが、高齢化による生産者の減少や、所有している機械の老朽化で生産性が上がっていない。
⇒本事業により、現在芝を生産している生産者が、高齢化等の事情で芝生産を断念する生産者のほ場を維持管理し、更なる生産・規模拡大を図るため、作業効率の高い機械整備を図ることにより、鳥取芝の品質維持と生産量の確保を図る。
○国内有数の芝の生産、販売業者である(株)チュウブは西洋芝「ティフトン」新品種の日本での独占生産権、アジアでの独占販売権を所得しており、県東中部の耕作放棄地を活用してH27年より5年間で30haの増反を計画しており、県芝の生産拡大に向けて新たな動きとなっている。
⇒H28年には、13.2haまで生産拡大した。
○県オリジナル品種‘グリーンバードJ’の芝生化は、県内の小学校、幼稚園・保育園でこれまで12箇所で設置されており、子どもたちが伸び伸びと遊べると評価をいただいており、更なる推進の必要性が高い。
⇒設置箇所(H22〜H28)小学校3校、幼稚園・保育園9園
○芝カスの処理について、野焼きや不法投棄などの不適切な事例がみられるため、これまでの堆肥化試験に加えて、バイオマスの観点からも有用な処理対策を再検討している。
⇒H28年には、バイオマス燃料について検討中。

到達点

産出額10億円を維持

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○平成23年3月に、県と鳥取県芝生産者指導者連絡協議会が共同で、鳥取県の芝産業の振興を目的に、「鳥取県芝振興ビジョン(芝ビジョン)」を策定。
○鳥取県芝生産指導者連絡協議会、主産3町、県等で構成する「やらいや芝PT会議」では、芝生産振興に関する協議を平成23年6月以降、継続的に行い、県としての芝生化方針の協議や情報共有を行ってきている。
○平成25年度から芝カス堆肥について検討しているが、芝カス堆肥を使った栽培試験では生育の遅延がみられた。平成28年度は、バイオマス燃料試験について検討を重ねている。
○琴浦町では、平成25年度に地域プラン、農家プランを活用して、スイーパー、モアを計9台導入し、芝産地の面積拡大・維持を図っている。
○平成28年度は、スイーパー、モア、ソッドカッターを計20台導入し、面積拡大を図っている。1園の保育園で‘グリーンバードJ’が設置された。
芝カスについては、バイオマス燃料の活用を検討中。

これまでの取組に対する評価

○芝の生産拡大に向けて、機械導入が進んでいる。
○県オリジナル品種‘グリーンバードJ’の芝生化は、管理のしやすさから評価が高く、今後も取組が増えると予想される。
○芝カスの処理については隘路が多いが、関係機関が一丸となり、問題解決に向けて検討をしている。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 12,540 0 0 0 0 0 0 0 12,540
要求額 15,850 0 0 0 0 0 0 0 15,850