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平成29年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:商工費 項:工鉱業費 目:工鉱業総務費
事業名:

学生等県内就職加速化事業 

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商工労働部 就業支援課 産業人材確保担当  

電話番号:0857-26-7699  E-mail:zaisei@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
29年度当初予算要求額 75,203千円 13,512千円 88,715千円 1.7人 0.0人 0.0人
28年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:75,203千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業概要

鳥取県の地方創生にとって一番大きな課題は、人口減少対策、鳥取県の将来を担う若者の県外流出である。鳥取県には、働く場がないと思っている学生に、鳥取県内にも若者が活躍できる企業があること、家族に囲まれ安心して暮らせ地域に貢献できる県内就職の良さを情報発信し、優秀な学生の県内企業への就職を促進する。

2 事業内容

(1)中学生、高校生向けキャリア教育事業
    中学生、高校生のキャリア教育と連携した県内産業紹介事業を実施する。
    (2)就活前の若者の県内就職促進事業
      ア とっとり就活応援団事業(拡充)
      県内企業若手社員と学生の交流会の実施や出身大学の同年代の学生や後輩へ伝えていくコミュニティー形成を通じて、県内企業や鳥取で働くことの魅力を伝え、IJUターンを促進する。
      <強化部分>
       女性のUターン促進を図るため、子育て経験のある先輩社員と女子学生との交流会を実施。

      イ 学生・保護者向け就職セミナー
      就活の専門機関による県内就職のためのセミナーを開催する。(東部、西部で各1回)

      ウ とっとり就活サイトの運営(拡充)
       H28に開設した学生目線のとっとり就活情報サイト「とりなび」を情報発信専門員により運営し、きめ細かくわかりやすい発信を行う。

      エ とっとり学生登録サイトの運営
       高校卒業前に学生登録を行い、県内の就職情報等をメール等で必要な時期に、随時、学生に配信し、また、郵送により年6回学生及び保護者に送付する。
      ※H29春卒業生以降

      オ 情報発信専門員の配置
       ふるさと鳥取県定住機構に情報発信専門員を配置し、企業情報等を保護者及び学生に低学年からきめ細かく情報提供する。
       大学、専門学校のキャリアセンターへの情報配信を行う。

      カ 就活カードの発行
      とっとり就活ナビ、学生登録、インターンシップサイトのQRコードを掲載しいつでもスマホからのアクセスを可能にする就活カードを発行する。

      キ 県内企業に係る情報誌の発行
       学生・生徒・IJUターン者を対象とした県内産業の動きや若者の活躍を紹介する情報誌を発行する。

    (3)保護者への就職サポート支援(拡充)
     保護者の「県内には大学で学んだことを活かせる企業が無い」という思い込みを解消するため、保護者への発信を強化する。

    ア 県内就職情報の送付
    県外の大学等に進学した学生(H26春卒業からH28年春卒業生)のうち、就職情報等の送付希望の保護者宛に年6回情報提供を行う。

    イ 地元紙で県内企業・社員の紹介
     保護者や県民向けに県内産業の動きや若者が企業で活躍していることを地元紙や地元テレビで発信する。

    (4)大学との連携事業
    ア 県内大学・高専内における県内企業説明会
     平成19年度より、毎年度県内大学等で各1回実施。

    イ 県外大学・専門学校における県内企業説明会

    ウ 県内企業見学会(2〜3月実施分)
     県内企業への就職活動等の一環とし、見学会を実施する。

    エ 県内企業魅力体験ツアー
     県内大学等を中心に、明確な就職先、地域等を決める前に県内企業を知る企業見学会、夕食交流会等を実施する。
    <強化部分>
    女性のUターン促進を図るため、県外学生を対象とした企業説明会や企業見学会については、関西・中四国地方の女子学生をターゲットとした展開を強化。

(5)とっとりインターンシップ事業
大学生等を対象としたインターンシップを実施し、県内企業への関心を高めることにより、県内企業への就職促進と県内企業の優秀な人材確保を支援する。

ア 県内企業の魅力体験事業(インターンシップ)事業
(拡充)とっとりインターンシップなびの運営・管理
・県外でのインターンシップガイダンス
(新)とっとりインターンシップフェスティバルの開催
・とっとりインターンシップの実施

イ インターンシップ参加支援
 県外学生が県内インターンシップへ参加する場合、旅費及び宿泊費の一部を助成する。
 また、インターンシップ先企業への送迎支援を行う。

ウ トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム 「地域人材コース」平成30年度事業実施検討会(新)
H29年度は、関係機関により実施に向けた検討を行う。

(6)採用企業発信強化事業
ア 企業採用力強化事業(新)
 採用に携わる若手社員をリクルーターとして育成するために、セミナーを開催し、企業力を向上させ、人材確保につなげる。(東部、西部で各1回)

イ 就活専門機関における特設サイトによる情報発信(新)
 県内企業を県外学生に発信するために、大手就職専門業者が運営する鳥取県専用の特設サイトを開設し、全国の学生が県内企業の情報を得やすくし、県内就職へつなげる。

ウ 中小企業の求人情報発信支援事業(拡充)
次の条件を満たす者が大手就職サイトを利用する場合の一部経費を助成する。

【廃止】(7)とっとり企業紹介フェアin東京の開催
他の事業で実施している3月から4月にかけて開催する県外向けの企業紹介フェアが時期的にも効果が見込めるため廃止する。

3 要求額

                     (単位:千円)
事業名
要求額
(1)中高生向けキャリア教育事業
1,088
(2)就活前の若者の県内就職促進事業
13,556
(3)保護者の就職サポート支援事業
2,160
(4)大学との連携事業
4,800
(5)とっとりインターンシップ事業
35,652
(6)採用企業発信強化事業
11,400
(7)とっとり企業紹介フェアin東京開催
0
(8)標準事務費
6,547
合        計
75,203

※地方創生推進交付金充当事業

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

1 高校生のキャリア教育支援事業
H26:1校(4社)、H27:5校(33社)、H28:5校実施予定 

2 就活前の若者の県内就職促進事業
○H27年度末からとっとり就活応援団活動事業をスタート。県内企業の若手社員であるとっとり就活サポーターを県内外での交流会や大学内での交流会、関係機関が開催する大学生等を対象とした交流会等で活用し、県内就職の魅力を伝えた。
 また、9月6日にとっとり就活サポーター、とっとり応援メッセンジャー、副知事、関係機関の代表が集まり、若者の県内就職についての意見交換会「とっとり応援団ミーティング」を開催した。
○学生にきめ細かく県内就職情報等を発信する「とりナビ」を10月1日に開設。

3 保護者への就職サポート支援
○高校を通じて、大学・短大等に進学した学生の保護者に登録を促した。(毎年約1,500人が登録)
○保護者宛てに本県就職情報を郵送し、県内企業の情報、各種就職イベントへの学生の参加を促すなど、県内就職情報の発信を行った。

4 大学との連携事業
平成19年度から産業企業紹介フェア、平成24年度から企業見学会を実施。多くの企業の参加があり、県内外の大学生に対し、県内企業の魅力の周知を図った。
(27年度実績)
・企業紹介フェア(3か所) 223社 576人
・企業見学会 44社 120人

5 大学生等の地域協働型インターンシップ事業
○県外大学へのPRを積極的に行い、参加学生が大幅に増加した。
○インターンシップの実施
H26:55社・団体、参加学生129人
H27:58社・団体、参加学生162人
H28:54社・団体、参加学生135人(※夏季のみ)

これまでの取組に対する評価

1 中高生向けキャリア教育事業
  今まで実施してきた高校生のキャリア教育支援事業を高校生だけでなくさらに、中学生も対象として、推進していくこととし、鳥取県や県内産業(企業)の今の動きや魅力を、教員を通じ授業等で伝える。

2 就活前の若者の県内就職促進事業
 大学生ととっとり就活サポーターとの交流会や意見交換会を行い、県内企業の様子やインターンシップの情報など学生に伝えることができた。
 また、交流会を活用し、県内就職情報の発信を行うとともに、友人などに鳥取県の情報を拡散していただく学生をとっとり応援メッセンジャーとして登録した。

3 保護者への就職サポート支援
 県外へ進学した本県出身の卒業者へ、誘致企業や就職フェアなどの情報提供を行うことで、IJUターンへつなげる重要な媒体となっている。保護者からの情報により、インターンシップへの参加や就職イベント参加のきっかけになっている。

4 大学との連携事業
 産業企業紹介フェア、企業見学会等各種イベント等で県内企業を大学生等に対し周知し参加者には、県内企業を広く紹介できた。

5 大学生等の地域協働型インターンシップ事業
 県外大学への周知を積極的に行ってことで、年々県外からの参加学生が増加している。受入協力企業も100社を越える登録がある。一方で、実際に受け入れている企業数が伸び悩んでいる。企業の魅力発信の強化として、学生にとって魅力あるインターンシッププログラムの作成など、インターンシップを通して企業の魅力を発信するためのセミナーや、学生への支援としては、県外からの交通費、県内学生の宿泊費の一部助成、主要駅から通勤が困難な企業へのインターンシップに参加しやすくするための通勤支援など、さらなる支援体制の強化を行っていく。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 75,203 36,751 0 0 0 0 0 0 38,452