1 事業内容
河川法に基づいて整備する必要のある、河川台帳(河川現況台帳と水利台帳)の整備に要する経費。
平成21〜22年度にかけて河川台帳をシステム化し、23年度に緊急雇用創出事業によりデータ入力業務を行ってきたところ。
29年度については、(1)本システムの保守(2)工事完了箇所に係る台帳の調製及システムへの取り込み(3)水利権台帳のシステムへの取り込みに必要な経費を要求するものである。
2 河川台帳システムの概要
本システムは、河川法12条に規定する河川現況台帳調書(水利台帳も含む)及び平面図を電子化し、DB形式の調書システムとGISを利用した附図システムを連動させることにより、河川管理を効率化することを目的としたクライアント・サーバ型のシステムである。また、平成24年度に河川カルテ機能の追加、縦横断図測量データの取込等を行う等河川管理に関するデータの集約・共有化を図っている。
(参考)台帳の調整義務
河川法第12条
(河川の台帳)
第12条 河川管理者は、その管理する河川の台帳を調製し、これを保管しなければならない。
3 事業費
(1)システム保守 626千円(H28 1,599千円)
(2)台帳図面修正費 1,181千円(H28 1,026千円)
河川台帳図面データの修正及び河川台帳システムへの取込
(3)水利権台帳整備業務 1,782千円
水利権台帳の河川台帳システムへの取込
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
河川情報を一括管理し、河川管理業務の効率化を図るとともに、附図修正等を効率的に実施するため、平成20年度までに台帳附図の電子化を行い、21〜22年度にかけて河川台帳システムを構築を完了し、23年度において緊急雇用基金を活用して許可物件等のデータ入力等を行い、24年度にシステムに取り込みを行った。現在河川カルテ、河川巡視結果を登録する等機能追加し、より効率的な維持管理に資するシステム構築を行っている。
これまでの取組に対する評価
河川管理施設、許可工作物のデータがシステムに取り込まれ、案件の検索・位置把握等の効率が向上した。