1 目的
私立学校アクティブラーニング推進事業(増額)
アクティブラーニングの全面導入が次期学習指導要領の改定において予定されているため、ICTを活用したアクティブラーニングによる授業改革の全県的な普及を図る必要がある。特に、私立高校は県立高校に比べてICT機器の整備が遅れており、教育環境の均等の観点においてもICT機器の整備が急務である。
2 事業概要
教師主導の一斉講義形式の授業ではなく、学習者の能動的な授業への参加形態を取り入れた教授・学習法(アクティブラーニング)を取り入れた授業改革を行うことにより、生徒のコミュニケーション能力、問題解決力等の育成を図る。
要求額:4,679千円 (29年度当初:9,844千円)
ア 内容
ICT機器備品整備等を進める学校へ支援。
イ 補助対象事業費
○ICT機器整備の促進
アクティブラーニングを実践するために使用するため導入する、教育用ICT機器等の整備に要する購入費用又はリース料。
ただし、情報教室に設置する機器及び一般ソフト並びに、専門ソフトについては除く。
なお、購入費用等が国の私立大学等研究設備整備等補助(私立高等学校等IT教育設備整備推進事業費)の補助対象となる場合は、当該補助金を活用すること。
※今年度の国の事業は既に募集終了しており、平成30年度の事業でプロジェクター・PC等の機器整備について申請予定である。
○アクティブラーニングの促進
授業におけるアクティブラーニングを促進するための、アクティブラーニングの先進学校等への視察・研修への参加に係る旅費、アクティブラーニングに係る研修の講師招聘経費。
ウ 補助率
3/4
エ 補助対象経費の上限
ICT機器整備の促進 40,000千円
※国からの補助の上限に合わせて補助上限を設定
【参考】
私立大学等研究設備整備等補助金(私立高等学校等IT教育設備整備推進事業補助金)
(1)補助対象経費
IT教育のための環境整備に必要な設備の購入等
※リースは不可
(2)補助対象経費の限度額
上限40,000千円 下限5,000千円
(3)補助率
1/2
(4)補助の割合
国庫補助対象経費部分:1/2国負担(直接補助)、1/4県負担、1/4学校負担
国庫補助対象経費外部分:3/4県負担、1/4学校負担
○ICT機器備品整備
区分 | 鳥取敬愛高校 | 鳥取城北高校 |
整備内容 | ホワイトボード、無線LANアクセスポイントを各教室に整備 | 無線LANアクセスポイントを各教室に整備 |
補助対象経費 | 3,003千円 | 2,936千円 |
要求額 | 2,252千円 | 2,202千円 |
○アクティブラーニングの促進
区分 | 鳥取城北高校 |
実施内容 | 研修旅費 |
補助対象経費 | 300千円 |
要求額 | 225千円 |
3 補正理由
当初予算で計上を見送られた2校の事業(平成30年4月完成予定の新校舎に係る機器整備等の事業)について、具体的な事業計画が提出されたため、9月補正で対応するもの。
9月補正では、国の補助対象外であるスクリーン(ホワイトボード)設置、新校舎建設中に施工した方が施工面やコスト面で有利なネットワーク整備(設置費は国の補助対象外)に対する補助を計画している。