1.事業の目的
県立都市公園を訪れる多様な利用者に対して障壁となる物理的又は心理的要素を排除し、公園のバリアフリー化及びユニバーサルデザイン化を図ることを目的とする。
2.事業の概要
県立都市公園は設置後経過年数が30年を超える箇所も存在するなど、老朽化及び旧式化が目立つようになっている。施設整備当時からは利用形態や社会情勢等も大きく変遷しており、このため顧客ニーズや時流に合わない部分がある。
- 広く県民に親しまれる公園であるために、性別、年齢、国籍、身体的特徴、傷病や障がいの有無、などに関わらず、誰もが憩いの場として訪れて、自由に公園施設を利用できるよう、移動円滑化や環境整備を積極的に推進していく。
- また、公園に対する顧客満足度の充実を図り、緑地や周辺環境への関心を高めるとともに、多言語化対応などで近年盛り上がるエコ・スポーツ等ツーリズムへの様々な取組みの一翼を担っていく。
3.改修方針
(ア)既存施設の構造的又は機能的問題、老朽化等により、利用者の円滑な移動を困難とする可能性がある不具合の解消。
(イ)既存修繕時のバリアフリー化改修。
(ウ)撤去更新時のユニバーサルデザイン化改修。
(エ)計画的かつ継続的改修による施設の移動円滑化機能向上。
4.事業計画
事業費(委託費+工事費) H29〜H32完了を目標
H29は布勢総合運動公園における「福祉のまちづくり条例」の基準へ適合するために必要な事業を抽出して施行。
・園路及び駐車場等改修─────────106,000千円
園路及び駐車場再配置検討業務委託 6,000
園路植栽根上がり対策及び舗装改修 60,000
修景・休養及び管理施設改修 40,000
・多目的トイレ等改修────────── 28,000千円
実施設計業務委託 4,000
既存多目的トイレ改修 12,000
洋式ゆったりトイレ改修 8,000
オストメイト・オムツ台等器具増設 4,000
・受付カウンター等改修───────── 24,000千円
実施設計業務委託 2,000
車いす利用者用カウンター改修 6,000
音声誘導装置増設 4,000
視覚的認知補助装置(回転灯等)新設 3,000
電磁的聴覚補助装置(磁気ループ)新設 3,000
玄関庇(風除室)改修 6,000
・案内表示等ユニバーサルデザイン改修── 13,000千円
多言語化及び意匠等設計業務委託 2,000
館内案内板カラーユニバーサル等改修 3,000
園内施設案内標識等改修 8,000
・点字誘導及び路面標示等改修────── 7,000千円
点字誘導ブロック再配置 4,000
分岐案内等路面標示改修 3,000
・観戦スタンド昇降装置等改修────── 37,000千円
昇降機新設検討及び設計業務委託 4,000
階段昇降装置及び昇降補助装置設置 33,000
・陸上競技場トレーニング室改修───── 30,000千円
バリアフリー検討及び設計業務委託 2,000
トレーニング室出入口等施設改修 16,000
空気調和設備設置 12,000
5.要求額
平成29年度要求(うち国費1/2)
委託費: 7,000千円
工事費:40,000千円