<現状と課題>
○砂丘の訪問客が、まずどこに行けば良いかわからない。
→中核となる施設がなく、初めての訪問者へのアプローチが不十分。リピーター確保の妨げとなる。
→「人の流れに沿って階段上から馬の背を見て終わり」では砂丘の魅力は伝わらない。
○砂丘の訪問客への対応は、ジオパークセンター(市)、砂丘事務所(県)、自然公園財団(環境省委託)が個別に実施。
→問い合わせを受けた施設が個々に案内等実施。
不在時の対処、情報量や質、施設間の情報共有に課題。
○砂丘の魅力を伝える設備は小さなジオパークセンターのみ。
→狭いため、自然系の情報に特化しており、歴史文化系や
ジオパークエリアの広域情報、観光情報などが不足。
<課題解決に向けたビジターセンターの目的>
○市営駐車場を囲む3施設の役割を明確に区分し、ビジターセンターへ訪問客の窓口一元化を図る。
→砂丘入り口階段に隣接するジオパークセンター敷地にビジターセンターを建設。
→各施設で対応する、観光を含む問合せ先、迷子・遺失物対応、体調不良者のケア、外国人客対応、アクティビティ紹介等を一元対応。初訪問の外国人客でも安心して砂丘の魅力を感じられる。
○ジオパークセンターを機能強化し砂丘の魅力を広く・深く知っていただく
→鳥取砂丘地域の歴史文化も含む広範囲な情報を展示。
→常駐解説員による説明と合わせ、館外のガイド、ツアーも開催し、初めての訪問者も砂丘のファンとなっていただく仕組み作り。
○年間130万人の来訪客をジオパークエリアや県域観光地へ誘う拠点に位置づけ
→砂丘目的の来訪者に広域観光情報を提供し、来訪者を県内各地へ誘うハブ機能を受け持つ。