1 事業概要
近年、ソウル便・香港便による米子鬼太郎空港、クルーズ寄港による境港からの外国人観光客の来訪が増加しており、この時機を逸することなく、県西部交通の結節点として重要な役割を担う米子駅に外国人観光客に対応できる案内所を整備する。
2 事業内容
JR米子駅構内に外国人観光案内所を設置するための設備整備に対して必要経費の一部を支援する。
補助金交付先 | 米子市 |
補助率 | 1/2 |
補助対象経費 | 外国人観光案内所開設の整備に要する経費(設計費、工事費等) |
補助金上限額 | 1,300千円 |
※外国人観光案内所の運営費についても同率(1/2)を補助する計画としており、平成30年度当初予算において要求予定
3 事業費
外国人観光案内所の整備費2,600千円×1/2=1,300千円
4 県が支援をする理由
(1)交通の要所からの県内誘導、周遊の促進
米子駅は、空路(ソウル便・香港便)、海路(DBSクルーズフェリー、大型クルーズ船)、陸路(山陽方面、九州方面等からの高速バス、レンタカーなど)の全ての交通網が集約される地域であり、県内交通拠点の要所。
併せて、来年度から境港国際旅客ターミナル(DBS)から倉吉駅、鳥取駅へ向かうリムジンバスを米子駅行きへ一本化することで、米子駅でのインバウンド往来の大幅な増加が見込まれる。
県としては、交通の要所である米子駅から大山を中心とした西部圏域に加えて、インバウンド需要が高い青山剛昌ふるさと館等中部圏域、鳥取砂丘等東部圏域までこの流れを行き渡らせる必要がある。
(2)好機を捉えた受入環境の充実
- 来年の山陰デスティネーションキャンペーン(DC)及び大山開山1300年祭、再来年のアフターDCを起爆剤として、インバウンドも含めた鳥取県内への更なる誘客を促進するためには、JR米子駅の建替工事開始までのこの2年間の観光誘客案内に空白を作ることなく遅滞なく取り組む必要がある。
- JR西日本は、今年7月から韓国限定で「鳥取・松江パス(3,000円で3日間山陰エリア乗り放題)」を販売しており、ソウル便5便化も後押しとなって多くの韓国人インバウンドによる米子駅利用が大いに期待される。
5 米子駅外国人観光案内所の概要
設置主体:米子市(※米子市は米子市観光協会へ委託して運営)
設置場所:JR米子駅構内(改札口の正面へ設置予定)
※既存の国内観光客向け案内所は外国人観光案内所と統合
対応言語:英語・韓国語・中国語のうち1〜2言語を予定
外国語スタッフ配置:1日当たり1名配置(案内対応者2名の交代制)
業務内容
鳥取県内各観光地へ外国人観光客を誘導(観光地案内、交通案内、宿泊施設・商業施設等の紹介など)
開設予定:平成30年4月