現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成29年度予算 の 生活環境部の未来と人と社会のための「思いやり消費」普及事業
平成29年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:民生費 項:社会福祉費 目:消費者支援対策費
事業名:

未来と人と社会のための「思いやり消費」普及事業

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生活環境部 消費生活センター −  

電話番号:0857-26-7186  E-mail:shohiseikatsu@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
既整理額 0千円 6,358千円 6,358千円 0.8人 1.0人 0.0人
調整要求額 14,638千円 6,358千円 20,996千円 0.8人 1.0人 0.0人
要求総額 14,638千円 6,358千円 20,996千円 0.8人 1.0人 0.0人

事業費

要求額:14,638千円    財源:国10/10   追加:14,638千円

事業内容

1 背景

消費者庁の「倫理的消費」調査研究会への平井知事参加を契機に平成27年度から普及啓発に取り組み始めた「エシカル消費」(「倫理的消費」、「思いやり消費」と言い換えて表現される場合あり。以下、「エシカル消費」と記載。)について、平成28年3月に策定した「消費者教育推進計画」にも位置付け、今年度はより幅広い層への啓発、子どもに対する啓発に取り組んでいるが、今後、学校教育として知識と行動の定着化を図るとともに、事業者と連携したより広い層への啓発を行い、継続的かつ幅広い世代への一体的な普及啓発を行う必要がある。

2 目的

将来を担う若年層等への消費者教育、特にエシカル消費をテーマとした啓発・教育を行うことにより、自ら考えて消費を行う「賢い消費者」の育成を図り、持続可能な「消費者市民社会」の実現を目指す。

3 事業内容 (1)若年層に対するエシカル消費の啓発・教育

ア 学校等におけるエシカル消費啓発授業(新規)

                          〔50千円(財源:国10/10)〕

     今年度制作する消費者教育指導教材(テキスト、DVD、大型絵本、紙芝居)等を用い、学校及び幼稚園において、エシカル消費の啓発を含む消費者教育を授業として行い、子どもに対するエシカル消費の確実な知識・行動の定着化を図る。

    イ 子ども「エシカル塾」(「エシカル消費」啓発連続講座)の開催(拡充)                 〔5,000千円(国10/10)〕
     子どもたちのエシカル消費に対する探究心に応え、エシカル消費の理解を深めるため、今年度開催した夏休み自由研究講座『子ども「エシカル・ラボ」』を拡充・深化させた連続講座を県内2会場で開催する。

     (ア) 時期  6月〜11月(各月1回×3月×2会場)
     (イ) 会場  県内2会場(東部地区・西部地区各1)
     (ウ) 対象  小学校4年生〜6年生及びその家族
     (エ) 人数  各会場30名程度
     (オ) 内容  身近な問題からエシカル消費を考える、生産者・販売者との意見交換、受講レポートの作成等

    ウ 子ども「エシカル大使」の認定(新規)

     子ども「エシカル塾」等における子どもたちの学習成果を称え、認定を受けた子どもたちが自覚を持って自発的な行動を行いやすくするため、子ども向けの認定制度を創設する。
     認定者にはエシカル消費関係イベント等でのPR活動等への参加依頼やエシカル消費の理解向上のための講座等の案内を行う。

    エ 「消費者教育支援員(エシカル教育)」の配置(新規)
                             〔3,053千円(国10/10)〕

     消費者教育支援員による学校等における消費者教育普及コーディネートと併せ、エシカル消費の普及活動に特化した学校及び地域住民に対する啓発活動を実施し、重層的な消費者教育普及体制を構築するため、「消費者教育支援員(エシカル教育)」を消費生活センター(東部駐在)に配置する。

(2)事業者(小売業者)と連携・協力したエシカル消費の啓発

ア 「エシカル・フェア」モデル実施事業(新規)
                       〔3,000千円(国10/10)〕

 幅広い消費者に対するエシカル消費啓発のため、多くの消費者が日常的に利用するスーパーマーケットにおいて、エシカル商品の紹介・販売及びエシカル消費の啓発を行う特設コーナーを一定期間開設する。

 (ア) 時期  5月、10月(各店舗1週間程度×2店舗で実施)

 (イ) 会場  県内のスーパーマーケット2店舗
         (東部・西部地区各1店舗)

 (ウ) 内容  県内中心のエシカル商品の紹介・販売及びエシカル消費の啓発(エシカル商品の生産工程、「こだわり・思いやり」の生産ポイント等を映像化・パネル化する等、消費者に分かりやすく伝える。)

イ 事業者と各種属性の消費者による座談会の開催(新規)
                       〔220千円(国10/10)〕

 若年層(小・中・高・大学生)、子育て世代、高齢者等、各ライフステージの消費者のエシカル消費に対する考え方や想い等を販売事業者に率直に伝えるとともに、エシカル消費を取り巻く国内外の動向を販売事業者に情報提供することにより、販売事業者のエシカル消費に対する関心を高め、商品の仕入れ等の変化に繋げることを目的に座談会を開催する。

 (ア) 時期  未定(ライフステージ別に2回程度開催予定)

 (イ) 会場  ライフステージに応じて意見が出やすい会場の設定を検討する(カフェ、高齢者サロン等)。

ウ エシカル事業者紹介事業(新規)
                     〔1,500千円(国10/10)〕

 エシカル消費の重要性とエシカル商品の素晴らしさを分かりやすく伝えるため、特徴的なエシカル商品づくり等を行う事業者等をホームページ、広報誌等に掲載して紹介する。

(3)とっとり消費者大学公開講座の開催(拡充)  

                     〔1,815千円(国10/10)〕
 消費者教育の意義の普及を図るため、既存啓発講座と合わせて総合的に消費者問題の知識習得を図ることができるよう、公開講座を県内3地区で実施する。

 (ア) 時期  6月〜2月(各月1回、年間9回)

 (イ) 会場  県内公共施設の会議室等(全9回のうち3回を中山間地域公開講座として実施)

 (ウ) 内容  県民に広く周知・啓発する必要があるテーマ(エシカル消費の啓発等)を選定し、各テーマについて、県内3地区(東・中・西)で講座を開催する。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況


<H28>
■子ども「エシカル・ラボ」の開催
 子どもたちがエシカル消費について理解し、社会全体や未来のことを思いやり行動する消費者になるよう育成を図ることを目的に、夏休みの自由研究講座として県内3会場で開催。
■とっとり「エシカル・マルシェ」の開催
 エシカル消費の啓発、県内のエシカル商品の周知と適切な評価について、子どもとその保護者への理解促進を図るため、県内大規模イベント会場内において、エシカル産品市を開催。
<H27>
■エシカル消費地区別研修会の実施
 行政職員、消費者団体等を主な参加者として、県内3地区(東・中・西部)でエシカル消費に関する基礎知識等の理解促進を図るため研修会を実施。
■エシカル消費普及啓発シンポジウムの開催
 一般県民を対象に、エシカル消費の基礎知識に関する講演及び県内の既存取組事例を交えた懇話会を開催し。
■エシカル消費普及に係るメディアミックス広報
 新聞広告、ラジオCM、テレビCMを組み合わせてエシカル消費の啓発広報を実施。

これまでの取組に対する評価


<H28>
■エシカル消費を知らなかった子どもたちが、具体的な事例を学び、新聞に仕上げる過程を通じて実践的にエシカル消費を理解した。
■イベントに参加された多くの子ども及びその保護者に、飲食やクイズラリーを通じて楽しみながらエシカル消費・エシカル産品を理解していただけた。
<H27>
■今後の県民への効果的な意識啓発及び理念等の普及・定着に向けて、市町村及び消費者団体等と一定の共通認識を図ることができた。
■県民への浸透度が低かった概念について、「良い取組」としての認識や、「自ら実践していきたい」といった積極的な意見も見られ、一定の理解が進んだ。今後の更なる普及に向けた契機とすることができた。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既整理額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 14,638 14,628 0 0 0 0 0 10 0
保留・復活・追加 要求額 14,638 14,628 0 0 0 0 0 10 0
要求総額 14,638 14,628 0 0 0 0 0 10 0