○本県内には、かつての街道や、宿場町等の風情のある伝統的なまちなみが多くあるが、民家の解体や、プレハブ住宅等の洋風住宅の建設が虫食い的になされたり、道からの後退距離がまちまちに建築されるなど、美しい景観を構成する要素が失われることにより、統一性が無く、没個性的なまちなみとなりつつある。
○美しいまちなみづくりのため、街なみ環境整備事業が県内では倉吉市打吹地区など4ヶ所で、また28年度からは境港市が新規で事業を実施する。個人住宅修景整備については所有者の事業費負担分について、国の制度に県が上乗せの補助を行うことで、街なみ整備の推進の後押しとなっている。
〇平成28年10月に発生した鳥取県中部地震の影響により、伝建地区およびその周辺の街なみを形成する住宅に被害が生じており、美しい景観を作るためにも早急な補修が必要である。